9 野球



「うし。やるか。」

「うぃ。奏ポジションどこだっけ?」

「去年センター。」

「毎年変わるん?」

「いや、センター飽きたって言ったらキャッチャーになった。」


こいつ_____。


「そんな簡単に変えたらだめやろ。」

「キャッチャー少なかったし、向いてたみたいやけんいいと。」

「で私がピッチャーしろと?」

「物わかりいいやん」


「くそがき!!!」

お互いが立ったまま投げると、ぱーんっ!!!!って良い音がなった。へぇ。なかなかうまいらしい。


「腕落ちた?」

「私カーブとか、スライダーのほうが得意って__。それに奏も立っとるし!!」

「へぇ。投げてみ?」


くそ。イケメンなだけムカつく。性格もよかったら(黙ってたら)もっといいのに。


「ッ!!!!!!」

「おぉ。うちのピッチャーより上手いじゃん。今の****だけど___。」


最後なんて言った?聞こえなかった。まあ良いや。


「誰が下手だって?」

「お、辰巳たつみじゃん。遅い。」

「誰この子。奏の年下彼女?」

「従姉妹。てか心愛同い年ばい?」

「心愛ちゃんね。よろしく。」

「よろしくお願いします。辰___巳__くん______?」


「よお、どっちの彼女?」


ぞろぞろと辰巳くん入れて8人。


「ねぇ奏。こんなっとは聞いてなかばい?」


「言ってなかもん。とりあえず並べお前ら」


「奏が仕切っとる__おもろ____」

「心愛、殺すよ。」


「左から、辰巳たつみ悠陽ゆうひけんそうまさじゅんひろしてつ。ちなみに、裕と哲は双子。」


「へぇ。似てるね。名前覚えれんけん左から、1,2,3,4,5,6,7,8でいい?あ、私は心愛です。」


「覚えれたやつだけ名前で呼べばいいさ」

「じゃあ奏は9やね」

「ごみかよ」


「はいはい!質問!俺、哲!8!心愛って野球しとっと?」

「いや、してなか。奏にやらされとるだけ。」


「じゃあ俺も!おれ辰巳〜!心愛ちゃんさっきピッチャーしとったけど、

 アンダー?オーバー?」


「ねえ奏、どっちがどっちなん?」

「下がアンダースロー、上がオーバースロー」


「へえ。じゃあ私どっちもじゃんね。」


「「は?」」


「え、はい。多分どっちもです。」


「はーい!僕心愛ちゃんのボール受けてみたい!」

「コントロール悪いからやめたほうが良いと思うばい?」


「心愛ちゃんさっきコントロール良かったから投げてよかと思うよ。悠陽なら何でも取れるっちゃけん、何なら当ててよかよ。骨折もさせちゃえ」


「えぇ___。なら1回だけ。」


「たっつーひどか!!心愛ちゃんもそんな事せんでよ?!フリじゃなかけんね?!」


悠陽くんはいじられキャラか。


「悠陽くんならいけるらしいけん大丈夫だやと思っとーよ?どっちで投げる?」


「アンダーとオーバーどっちも投げてよ!」

「カーブでいい?」

「カーブなげれんの?!」


「何ならこいつフォーク投げれるよ」

「何フォークって。」

「これ。」


そう言って、持ち方を見せてきた。


「え、まって。これ、フォークなん__?カーブと思ってた___。じゃあカーブは?どうやって持つん?」


「カーブはこれ」



「「「は?」」」




「ま、まあまあ、心愛ちゃんのお手並み拝見と行こうか。」


この人たち面倒臭いなぁ。終わったら奏捨てて帰ろ。


「オーバー!__ほいっしょ___っと_!」


「___ナイスボール!!!!」


「___ちょっとコントロール悪いけど__すげえ」


「アンダー!___よっ___!__っと__!」


「__ナイスボール!!!」


「__カーブ_____」


「ありがと〜ございました〜。」


「てか、奏、暑い。お茶頂戴。」

「ばあちゃん家から取ってこいよ。」


って小言いいながらお茶をくれる奏は優しいと思う。


「心愛ちゃんって、どこかで習ってたりしてるの?」

「毎年夏休みに奏がちょっと教えてくれるだけ。あ、でも、たまに放課後で野球少年の練習に付き合わされる。」


「夏休みってことは県外?」

「うん。長崎はあんまりんかな」




「中学入ったら野球部入ったほうがいいと思うばい?」


「野球部って走り込みとかするっちゃろ?やだよ。」



「埋もれるのもったいなかと思うけどなぁ____」




「まぁ体験だけでも行ってみたら?」


「ちなみにちなみに。心愛ちゃん50m何秒?」


「50?は、____8._____6?」


「はや」



「そう?うちの学校では遅いほう」



「それがあるなら野球部入るべきやと思うばい?」



§




朝っぱらからクソ暑い。こんな真夏に帽子無しで______。



「ばあちゃーん。お風呂入っていい?」

「良いけど水出しすぎんでよ。高いんだから。」

「は~い」



______________________________________




すっきりした〜〜〜〜!


「心愛〜、まーりーきたけんそろそろ行くっていいよるばい!」

「ういっす!花火代お小遣いいくら貰えるかな」












______________________________________



野球ができる設定は、作者を心愛ちゃんに移しました。


こんなへっぽこ小説書いてる作者でも、フォーク、カーブ、カット、シンカー、チェンジアップ投げられるんですよ。


シンカーで挫折めんどくさくなってして野球はもうしてません。




知らべてみたけど小6にする設定じゃないですね。めっちゃセンスが有るってことにしときましょう。


中学設定になったら何部に入れたら良いと思いますかね。中学はそろそろ入りたいなって思いますけど6年って修学旅行とか、制服の採寸とか色々ありますよね。


受験生の皆さん、受験がんばってくださいね。陰ながら応援しています。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る