「白」の続き & トロッコ

…(前ページ「白」の続き)いやいや作家伝記を見る限り芥川には(当たり前ですが)そんな醜聞はかけらもありません。むしろ友情には人一倍厚かったことが見て取れます。ではひょっとして発狂後に自殺した実母への強い思い入れがあったのでしょうか?その辺は伝記に悉皆記されていないのでわかりませんがとにかく、芥川の小説群には所謂キリシタンものと呼ばれるものが何篇もあって、そこには滅私・自己犠牲・懺悔と、そして強い贖罪の主題が見て取れます。さても、冒頭の拙歌の通りなのですが、どうですか、あなたはどう思われますか…?

※ところで私事ですが、白、我が事如しも…(私には消すことの出来ない強い、強い、罪の意識があります。後述の「マリアお吟」の欄に拙歌を一首付けておきます)。

『白』朗読:窪田等 ↓

https://youtu.be/WtB_ybclGxc?si=8pEondDv62-nDdST

青空文庫・同小説 ↓

https://www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/149_15204.html




https://x.com/i6U3xYDHFkPR8Bz/status/1896239042402095457(ツイッターURLコピペして)

和歌一首…芥川⑨トロッコ


意のままにまた意に背き遙けくも来たりしものか帰らな…どこへ?


詞書:憧れのトロッコに乗って少年は何処までも…ふと気づき必死に線路を走り帰る。夕暮れ灯(ひ)灯(とも)し頃やっと家に帰り着いた少年は、遅くなった分けを尋ねる家族の前で分けも分からぬままに号泣してしまう。なぜ少年は泣いたのでしょう?それは云わずもがな、途中の線路の夜道で一晩を明かすこともなく無事に家に帰れたからですね。でもそれだけでしょうか?(…次ページに続く)

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