第12話 僕っ子奮闘? 

「何太后さま……」

「何じゃ、李儒理樹?」

「先ほどから僕は何太后さまの教えの通りに、自分の魔力を上げ、魔法シールドで的の攻撃を何とか弾き返しているのですが。敵を倒すにはどうすればいいのですか?」


 そう只今この世界……。元々三国志オンライン戦記だった世界を自分達の嘆きや後悔、不満……。


 まあ、今の前世の僕ことではないが、悪霊化することで自分の妖力、魔力、霊力を使用してゲーム内部からバグを発生させ、この世界を征服……。自分達の都合のよい世界へと変えた女神さまの一人である何太后さまがレベル1からレベル5まで一気に上がった僕へと、敵の攻撃からの回避の方法だけは伝授をしてくれた。


 でも敵を倒す方法は教えてくれないから僕は何太后さまへと尋ねてみた。


李儒理樹~、普通に倒せばよいではないか~。普通に~」


 やはり、この人はダメダメ女神さま……。只の役立たず……。ただ飯食らいの、アニメやマンガ、ライトノベル内を賑わいさせた、あの女神さまやこの女神さま達と一緒の、ろくでもない女神さま達と変わらない存在だと僕は悟ってしまうから、何て不幸な男なんだ……じゃなかった。


 まあ、ないよね?


 だって僕は只今、魔法少女のように可憐に大変身──!


 僕は妖艶なチャイナ魔法ロープを着飾り、中身、オスの分際で、真っ黒な、妖艶なパンティー、スキャンティと言う奴を、オス達を誘うように、大きく割れたスリットの隙間からチラチラとさせ誘っている? まあ、訳だから。

 ダークエルフの少女である僕には、何かしら攻撃魔法があるはずだと思う。


 だから僕は何太后さまへと尋ねたのに、家の駄女神さまはと告げてくるだけで、説明の方を親切、丁寧に教えてくれないから。


~~~! そんな簡単な説明で僕にわかるか~~~?」


 僕はカン! といい音をだしながら、前世の僕の攻撃を弾きつつ、自分の後方から抱きつき、相変わらず甘えている、我が家のできそこないの駄女神さまへと声を大にして叫ぶように尋ねる。


李儒理樹~、そんな大きな声を出さなくても朕にはちゃんと聞こえるから~」


 何太后さまは、プンプンと自分の頬を可愛く膨らませながら不満を漏らしてきた。


「はぁ~、~! お前が僕に甘えるばかりでちゃんと説明をしないから。僕が憤怒して、お前のことを叱るように尋ねたのだろうが。そんなに僕に荒々しい声音で問われたくないのならば、ちゃんとあいつへとダメージ食らわすことのできる攻撃魔法を教えろ~、わかったなぁ~、~!」


 僕はまた自分が庇う、駄女神さまへと声を大にして尋ねた。


「もう、李儒理樹~は昔と一緒で、朕に対して直ぐに怒る」


 何太后さまはまた僕へと不満をプンプン……。


 そう、生前もとは、どう言うことだ? と僕が首を傾げると。


「この【三國志オンライン戦記】は、どんなゲームじゃ、たのだ?」


 何太后さまは僕に尋ね。


「このゲームは戦をする時に兵士を召喚してから戦うのではないのか?」と尋ねてきた。


 だから僕の口から「あっ!」と声が漏れ。


「ゲームの通りでいいのか」とも声が漏れると。


「じゃ、何太后さま。僕は今からやってみるね。ありがとう~。サンキュウ~!」


 僕は何太后さまへとお礼を告げ、終われば。自分の脳内でイメージを膨らめせ始めるのだ。


 そう、僕の正面で「うが! うが! がぉ、おおおおおおっ! がぁ、ああああああっ!」と吠えるこいつを倒すのはどんな兵士達がいいのか? をイメージしながらだ。




 ◇◇◇



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