第18話エアー・サポーテッド・ドーム着工
「空気の圧力差で屋根膜を支えるエアー・サポーテッド・ドームだ。
加圧送風ファンによって絶えずドーム内に新鮮な空気を送り込み、ドーム内の気圧を外よりも0.3%高くして屋根膜を支えているからな。だからこのドームの屋根工事がナーバスでセンシティブな工事なのだよ。」
前屈みにしていた腰椎を肺に溜まった二酸化炭素を細く吐き出しながら腰椎を起立させた。
横から見ると腹の弛みが胃から出ているのが分かった。
この男は協力会社のゼネコンからたんまり収賄しているから毎晩高級ブランデーを煽り、高カロリーの食事を好んで食しているに違いない!
だから頬の血色がほんのりと赤らんでいるでは無いか!繁々と観ていた楢崎はもっと他の事を考えていた。
経理部係長だった俺に収賄の話ししかしなかったものな!
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