第21話 まるでガキだな…
それにしてもなぜ拝んでいるんだろう…あ
「
『草』
『ぜったいそれじゃん』
『あれ?もしかしてヨカちゃんってドジっ子?』
うるさいよ
視聴者と話すのも楽しいけど
「それで、おじ…お兄さんは何でここに?」
「ああ、わたしは
なんか上司という言葉に込められてる呪詛がすごいことになってたけど気にしないようにしておこう。
「あ、お願いしてた日本語の本」
「ああ、君が頼んでいた本だよ。一応すべてのジャンルを揃えたのだが、どうかな?」
「お気遣いありがとうございます。」
ふむふむ…さっきの本たちに加えて現代ファンタジーものもあるね。流石日本
「ありがとうございます」
「こちらこそ、君との話は楽しかったよ」
あれからお兄さん―神谷さんと名乗ってもらった―と今の地球の情勢やちょっとした雑談を交わしたりしていたら時間はあっという間に過ぎていった。
それにしても、まさか日本がそこまできな臭くなっているなんて…これは今回の日本行きは見送ったほうがいいかもしれない。
まあ家族には会いに行くんだけど。
「ということで来ちゃった」
「どういうことだい…まったく」
あれから私はすぐに家族のもとに転移し、ご飯を食べていた
やっぱり母さんの手作り唐揚げは美味しいなぁ。
濃いめのしょうゆ味がこれまた…ご飯が止まらなくなる。
「まったく、それで何しに来たんだい?あんたのことだ、ただメシを食いに来たってことじゃないんだろ?」
…さすが鋭い
「っていうか仕事はいいの?母さん」
「今日あんたが来るって思ってあらかじめ有休をとっているよ」
それでいいのか代表取締役会長
「それで?何聞きたいんだい?」
「今の日本政府について」
というかこれ以外に聞きたいことはない
「簡潔に言うよ…クソだね、はっきり言って」
「簡潔すぎない?一応俺どの国と貿易するか見極めないと駄目なんだが?」
「じゃあもうすこし詳しく言うとね、いまの首相は国民に貧困生活を強いて外国の人間を優遇する政策を推し進めているんだよ」
「…マジ?それ反発起きるでしょ」
「起きているんだよ…反発デモもかなりの頻度で行われているからね」
「ちなみに具体的な政策は?」
「在留外国人の税金の免除、生活保護の優遇制度、運転免許を取りやすくするとかだね…ちなみに日本人の生活保護の申請はかなりの数落とすようにしているらしいよ」
「は?おかしいだろ。生活保護は最後の頼みの綱みたいなものなのに一方的に断ってるの?」
これは思った以上に問題だな…下手したら日本滅ぶぞ
「とりあえず俺からも声明出す。そのあとに向こうに帰ることにするよ」
「はあ…無茶だけはしないように。あとこれ、精霊様と食べなさい」
「唐揚げおにぎり?助かる、ありがとう」
次の日、日本に激震が走った。
現在異世界人として有名なヨカが日本との貿易を拒否したのだ。
ヨカ曰く
「今の日本は国民をないがしろにしている。そんな師匠を馬鹿にするような政権が変わらない限り私は日本と貿易をしない」
と配信で語ったのだ。
当然国民は今の政権の退陣を迫ったのだが当の本人たちはそんなこと知ったことかとばかりに
国民の怒りは爆発し、全国各地でデモが起こり、有名な人たちもこぞって政府を批判する。
首相は最後まであがいたが、さいごは情けなく退陣することになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます