第5話

プルルルルルル―…





家の電話がなった。





「―…はい、」



「あぁ、こころか。パパだけど。」



「…はい。」



「そこに万次郎いる?」



「い、居ますちゃんと。…元気に…してる。」



「良かった。もう直ぐ帰るから。」









―…パパに万次郎連れ出したのバレる。


学校サボったのもバレる。


てか、たぶんもうバレてる。





「姉ちゃん今度は何やらかしたの?」



「っ、煩い…。」





「―…ただいま。」



半泣きのママが帰って来た。…パパと一緒に。

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