第11話風呂場の危機
なせこうなった...俺は今風呂に入っている花城さんと一緒にだ。
事の発端は男との風呂なのに楽しそうにしているこの人にある
「ど、どうしましょう...こ、こうなったら、最悪一緒に入りましょう...」
とか彼女が言ってしまったのが悪いな
いや、断らなかった俺も悪いけどさ...
でもあの花城さんとバスタオル1枚で同じ空間は違うだろ。どう考えてもおかしいだろ。
「ふふ、七瀬くん照れてるんですか?可愛いですね」
本当になんでこの子今この状況を楽しめるのかな
「え、嫌あの、花城さんはこの状況嫌じゃないの?」
「少し恥ずかしいですけど、普通に楽しいですよ」
楽しいの?嘘でしょ?俺は理性が削られてて今にも理性が吹き飛びそうなのに...
「男と一緒に風呂入ってるんだよ?大丈夫?俺が襲っちゃうかもだよ?」
「えっと、七瀬くんなら大丈夫です。それに、七瀬くんは私のことを襲うような人では無いと知っています」
こういうことサラッと言ってしまうから勘違い男が増えるんだよなぁ。俺もならないように気をつけないと
「もう、七瀬くん話し聞いてますか?話聞かないなら背中流しちゃいますよ」
七瀬優真の理性に9999のダメージ!七瀬優真の理性が吹き飛んだ!
「じゃあ、お願いしようかな」
「ふぇ?」
「背中流してくれるんでしょ?」
「いや、それは...その...」
「ダメなの?」
「うー分かりましたよっ流しますからね。でも、代わりに私の背中も流してくださいね」
え?
「まぁわかったよ」
わかってないが?
もうそこから先はよく覚えてないな。でも、花城さん手も背中も柔らかかったな...
「では、七瀬くん、寝ましょうか」
「そうだね。花城さんがベッドで、俺が床でいい?」
ちなみに俺の家には、親のベッドもあるけど、親に「使わないでね」と、言われているため、使えない
「だめです。七瀬くんがベッドで、私が床で寝ます」
「いやいや花城さんを硬い床で寝させるわけには行かないよ」
「でしたら...あっ!」
あれれ?嫌な予感がするぞ?
「でしたら一緒に寝ましょう!」
嫌だよ恥ずかしい、しかし風呂の後精神のすり減った俺は
「いいよ」
とか言ってしまった。何やってんだ俺。
ま、しっかり一緒に寝ることにしたが...
めちゃくちゃいい匂いした。同じシャンプーだよな?
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【花城凪沙】
なんと、一緒に風呂に入ることになっちゃいました。
「ふふ、七瀬くん照れてるんですか?可愛いですね」
顔が真っ赤で可愛いです
「え、嫌あの、花城さんはこの状況嫌じゃないの?」
「少し恥ずかしいですけど、普通に楽しいですよ」
七瀬くんをからかうのがすごく楽しいです
「男と一緒に風呂入ってるんだよ?大丈夫?俺が襲っちゃうかもだよ?」
「えっと、七瀬くんなら大丈夫です。それに、七瀬くんは私のことを襲うような人では無いと知っています」
あれ?七瀬くん話聞いてるんですかね?少しからかってみましょう。
「もう、七瀬くん話し聞いてますか?話聞かないなら背中流しちゃいますよ」
ふふ、動揺してるはずです
「じゃあ、お願いしようかな」
「ふぇ?」
え?今なんて言いました?
「背中流してくれるんでしょ?」
「いや、それは...その...」
言葉の綾です!これは言葉の綾です!
「ダメなの?」
「うー分かりましたよっ流しますからね。でも、代わりに私の背中も流してくださいね」
これが私に出来る必死の抵抗でした
「まぁわかったよ」
抵抗虚しく非常に恥ずかしい自体になりました。
そこから先は覚えてないです...でも、七瀬くんの手ゴツゴツしてて男の人の手だって思いました。
「では、七瀬くん、寝ましょうか」
「そうだね。花城さんがベッドで、俺が床でいい?」
え?ひとつしかベッドないんですか?嘘ですよね?
「だめです。七瀬くんがベッドで、私が床で寝ます」
「いやいや花城さんを硬い床で寝させるわけには行かないよ」
「でしたら...あっ!」
いいことを思いつきました。
「でしたら一緒に寝ましょう!」
「いいよ」
うーなんでこんなことスラッと言えるんですか?
でも、七瀬くんいい匂いでした。
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