5 人間シリーズ

零崎唯織の人間ゴウト


屈強な男達を前に少女は笑い

「では、究極たる零崎を終わらせましょう」……と誰にも聞かれずつぶやく

それは、戦いの火蓋であり終戦を告げる言葉でもあった


母は言った『究極』であれ…そして、『絶対』を破滅させる者であれ


私はこのふたつを幼少期から耳にタコができる程教え込まれた…私の家族を滅ぼす為に

『絶対』という障害を倒す為に


何年経っただろうか…兄さんが『絶対』として活動を始めた

もう後戻りは出来ないのだ

……おそらく、いや……希望的観測でしかないのだけれど私が負けると、そう思う

どう考えても時期が違うーまだ大丈夫

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