第9話 吸血鬼、ノーチェス

「さて、場所を変えよう。一旦話がしたい。あ、カティアとも。」

「「????」」



「それじゃぁ、ちょっと会議室ない??」

「ありますあります。どうぞ〜。美少女ケモ耳、美少女吸血鬼、かわいいショタの計3名、ご来店で〜す。」

「おい。」


なんちゅうばらし方だよ。悪意あるだろ。泣くよ??泣いていい??




「さて、話し合いと行こうか。………というわけで受付嬢さんは仕事にお戻りくだされ。」

「………仕方ない。しゃぶりたかったけど、頑張るかぁ。」



え!?何をしゃぶるの!?怖いよ!?性知識ないから…………。(前世の性知識??そんなん吹っ飛びましたが??消えちまった☆え??赤ちゃんってコウノトリが運んでくるんでしょ??)


だから、純粋では無いが、人未満ではなく、人以下である。だから、ギリギリ分からない。

ナイス女神である。



「………それで??なんで私も??」

「さて、僕は………いや、俺は、このショタとは別人だ。」

「知ってる。そんな感じした。」

「へぇー………えぇえええ!?!?見た目騙された!!詐欺じゃん!!金取れるよ!?」

「そうなん??」

「うん。取れるよ。その後、バレたら処刑だけど。」

「うわー、無垢なるままでいよ。」

「うん。それでいいと思う。」


一瞬で今後の設定が決まりました。死にたくないんで。設定とかやめよ。………うん、設定以外ないわ。



「さて、それでだがなぁ、お前らってぶっちゃけ迫害1歩手前じゃん??」

「うーん、認めたくないけどそう。」

「うん。むしろ、マスターに会うまではされてた。」

「あー、いいなぁ。会ってからはされてないんだ。」

「うん。されてない。ノーチェスも来る??」

「条件は??」

「シンにテイムされること。」

「………OK。理解。乗るよ。」

「ええー!?即決!?」

「ショタを食べれるなら本望。」

「中身別人ですけど!?」

「それでも良し。それはさておき、何の話??あ、テイムしながらで。」

「はいはい。分かりました。『テイム』……んーと、それで話だっけ??」

「そう。私を呼んだ理由を教えて。」

「んー、信じらんないとおもうけど……………」





説明しました。長いので割愛。ちなみに、隣でえっろい顔した吸血鬼ノーチェスが1人。






「ってな訳なんだけど…………。」

「その女神とやらとは美味しいご飯が食べれそう。」

「同感ね。でも、私たちを迫害してるわけだからなー。」

あり??なーんか勝手に女神の好感度上がってますねぇ。

ショタコンだからか??きっとそうか。そうだと思うなー。




「ま、いっか。マスターに尽くせるし。」

「ねぇ、2人って料理できるの??」

「…………できないよ。マスター。」

「…………私もできないなぁ。マスター。」


…………早急に飯作る係が必要だなぁ。

「必要だけど………マスター。」

「ええ。そうね。マスター。」

「な、なんだよ。2人してマスター呼びなんて。」

「「次は狐で行こう。」」

「おい、ふざけんな。勝手にルート決めんな。ってか、居ないだろ。狐の人類滅亡クラスの化け物。」


【いますよー。バカ強いです。料理上手いです。】

「うっし。行くかぁ。」




「え!?切り替え早くない??」

「多分、その女神とやら。」

「いいなー。そんな早く理解したいわ。」

「すぐ出来る。だって、ショタの考えは分かりやすい。」

「あー、それは分かる。」


【分かります!!】



おい、割り込むなや。ってか、俺生きてるかなぁ。大丈夫かなぁ。





「ってか、ノーチェスって強いの??」


「は??マスター、舐めてる??犯すよ??」

「お、犯す??なにそれ??わかんないよ。カティア〜、助けてー。」


【棒読みオモロ。】

ふざけんな。ぶち殺すぞ。


「あーん、ほらほら例えだよ〜??大丈夫、大丈夫。私のお胸で甘えましょうねー。はい、あーん。」



待って、これ以上はあかん。18禁になっちまう。これは!!健全なんだっ!!(もう無理だよ。)



「えーと、強いって話だっけ??多分もう、人類滅亡出来るよ。」

「は??」

「だって、カティアと会ってから半年でしょ??」

「おう。」

「うん。」

「ってことは、多分全員がもう、そのHDRに入っててもおかしくないんじゃない??」

「「あっ。」」


【あっ。やべ。】


おいいいいいい!!!死にたくねぇぞぉおおお!?!?



【い、急いで日の丸へ─────】


おおい!!シャレになんねぇぞ!?


【あ、3ヶ月くらい猶予あるね。】



3ヶ月。……………スゥーーーーーーーはぁああああああ!?!?3ヶ月!?たったの!?



「えーと、ノーチェス。3ヶ月しかないから任せた。狐とは俺がやります。待ち合わせ場所は『血染め亭』でいいか??」

「いいわ。それに適材適所、最高ね。それじゃぁ、行くわね。『影潜りシャドウダイブ』」


『影潜り』??


【スキルだね。シャドウダイブ。まぁ、つまりは─────究極的な移動スキル。因みに回避行動にも使える優れもの。】



なるほどね。

「んじゃま、血染め亭にいきますかぁ。」

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