第8話 朝ごはんと水路作り

目覚まし時計のアラームで目が覚める。ゆっくりと目を開け「しらない天井だ」とつぶやきながら起きることにした。時刻は7時、明るくなった外を見ながら「異世界の無人島に転生したんだった」と昨日のことを考えていた。川まで歩いて行って顔と歯を磨き、ラナさん用にバケツに水を汲んで戻ることにした


「ラナさん起きてるかな?」とラナさんの部屋をノックすると


「はーい起きてます」とラナさんは出てきた


「おはようラナさん、水を汲んできているから顔を洗って歯を磨くといいよ」


「わざわざありがとうございます」


あいさつの交わした後、朝ごはんの準備を始める。今日は何がいいかな?朝だし、サンドイッチとコーンスープそれとヨーグルトでいいかなっとスマホで購入してテーブルの上に並べていった。カセットコンロでお湯を沸かしカップにコーンスープの素とお湯を注いで朝食の完成だ


「朝だから、サンドイッチとスープとヨーグルトにしてみたよ」


「今日の朝ごはんも美味しそうでいい匂いですね。いただきます」


サンドイッチを齧りながらコーンスープ飲む。うまい!朝なので少し肌寒かったがスープを飲むと体があったまってきた。最後にヨーグルトは胃腸がよくなるといいなってくらいの考えで選んだデザートだ。


食後のあと今日の予定を話し合うことにした


「今日からは家の近くまで水路を引こうと思います。これから毎日、湯あみ、洗濯、洗い物なんかで川まで歩いて行ったり、水汲みに行くのは面倒なので近くで水汲みができるように近くまで水路を引けるといいかなって思って」


「そうですね、近くまで水路があると便利だと思いますが、ここまで水路を引くのは二人では大変なのではないですか?」


川からここまで500mくらいあって水の取り入れ口と排水口をコの字になるように水路を作ると1000m位の距離になるかな


「こういう時に使う便利なものがあるんですよ。使ったことないのでうまく使えるかそちらを試してみます」


スマホでパワーショベルを検索。いろいろあるけど、とりあえず中古の50万くらいのでいいかなっと購入する。二日で結構な金額を使っている。ソーラーパネル付きコンテナハウス約700万円×2 ソーラーパネル付きバイオトイレコンテナ約700万円 パワーショベル約50万円 食費その他の生活用品などで約2200万円ほど使っている。残高9億7800万円ほど。この調子で使うとあっという間になくなってしまうので節約できるところは節約しないとな


パワーショベルを取り出し、座席近くを探すと取扱説明書があったのでそれを見ながら、操作方法を覚えていく。1時間ほど練習するとなんとか作業できそうな気がしてきたので作業の前に給油する。取扱説明書を見ると軽油を入れるみたいだ。確認しなかったら、車と一緒でガソリン入れるとこだったよ。


「今から水路作りをするから、危ないから離れて見ててね」


と声をかけ川の方にパワーショベルを進めていく。いきなり川に合流しないように少し手前から掘り進めていく。レバーの操作がぎこちないが、それでも人力で掘るより

何倍も速そうだ。この分なら明日には掘り終わるかなっと思いながら慣れないレバーを操作して水路を掘っていく




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る