プロローグ

00

【ゲームブック表紙】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321359419
















It is not the strongest of the species that survives,

nor the most intelligent that survives.


生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。

それは、変化に最もよく適応したものである。


Charles Robert Darwin
















【00】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321390357


……繝槭ち 飛び起きるように目を覚ますと、不思議な生物にとりかこまれていた。


周囲を見回せば、光苔ひかりごけの薄明りに照らされる岩肌が目に映る。


どうやら洞窟の中のようだが、全く記憶にない……一体どこなのだろうか?


そもそも眠る前にここで何をしていたのか、何故か思い出せない。
















【01】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321411031


不思議な生き物に連れられて歩いて行くと、開けた場所にたどり着いた。


目の前にはゴツゴツした岩の大地が広がっているが、その中に金属質な人工物らしきものが横たわっているのを見つけた。
















【02】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321425568


人工物に向かう途中に、大きな球状の物体が落ちていた。


恐らくは宇宙船のようであり、この星に降りる際に不時着したのだろうか。


外観からすると、随分長い時間ここに放置されていたように思われる。


ひとまずは、もう片方の人工物を確認しに行こう。
















【03】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321436874


遠くにあった人工物に近付いて行くと、その形状が鮮明になっていく。


これはたしか……無人宇宙探査機ボイジャー?


その名称が頭に浮かぶと共に、自身が宇宙飛行士であったことも思い出す。


そう、私は先ほどの宇宙船で遭難し、コールドスリープで眠っていたのだった。


そして宇宙を漂い、ボイジャーのようにこの星へ辿り着いたということだろうか。















【04】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321449674


ボイジャーの反対側に来ると、その陰に何か動くモノが見えた。


洞窟に居た不思議な生物かと思いきや、人型をしている。


一見すると小さな女の子に見えるが、髪は虹色で角も生えており、少なくとも人間ではないようだ。


そうなると、彼女(?)はこの星の宇宙人……なのだろうか?
















【05】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321458285


私がじっと眺めていると、彼女はこちらに気付いたのか、二本の足でトテトテとこちらに近寄って来る。


それは、まるで人間であるかのような動きだった。


そこで少し身構えた私であったが、なんと彼女は……


コンニチハ


とぎこちない地球の言語で話しかけながら、円盤状の物を差し出してきた。


どうやら友好的な宇宙人なのかもしれない。
















【06】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321467188


差し出された円盤は「ゴールデンレコード」だった。


ゴールデンレコードとは、地球外生命体に人類の叡智えいちを伝えるためにボイジャーに搭載とうさいされていた物だ。


驚いたことにも、彼女は墜落したボイジャーから外れたこのレコードを読み解いて、地球の様々な事柄について学んだらしい。


それで、地球から来た人間である私に対しても、興味を持っているようだ。
















【07】

https://kakuyomu.jp/users/mochimochinomochiR/news/16818093089321475988


私が地球に帰ることを伝えると、地球に興味津々しんしんの彼女は「ツレテケ」と言ってきた。


今のところは友好的であるが、正体不明の彼女を本当に連れて行っても良いものだろうか?




・連れて行かない

⇨08(次へ)


・連れて行く

⇨10






※※※ お読みください ※※※


本作の目次画面を開き、選択肢の番号のエピソードを別窓で開いていく(Shift+クリック)と、快適にゲームを進められます。

選択肢が(次へ)の場合は、通常通り下の「次のエピソード」ボタンで進むこともできます。


スマホの読者様におかれましては、大変お手数ですが、ブラウザバックを駆使してお進めください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る