突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする~📘読者参加型ファンタジー小説!!お祭り気分で参加しませんか!!~

喰寝丸太

第1話 異世界転移

 あへっ?!

 ここは何だ?


 俺は喰寝くうねる丸太まるた

 もちろん本名じゃない。

 ペンネームという奴だ。

 家でくつろいでいたらいきなり森の中。

 間抜け面になるのも仕方ない。

 両手でバジっと頬を叩いて、正気かどうか確認。


「いてぇ!」


 遠くで動物の鳴き声というか吠える声がする。

 あの声は肉食獣に違いない。

 俺、食われて死ぬのかな。


「責任者、出て来い!」


 何言っているんだと自分ながらに思う。

 だが、動物の鳴き声が近づいて来るのだ。


「いや、お願いです。出て来て下さい。何でもします」

「ほう、ならば、ここ異世界で小説を書いてもらおう」


「あへっ?!」


 おっ、応答があった。

 責任者ということは神様か。

 ここは異世界なのか。

 えっと、本に文字があるあの小説?


「その通りだ。スキル語でステータス・オープンと唱えよ。結界付きの家はサービスじゃ」


 スキル語の知識がなぜかある。


「【ステータス・オープン】」


――――――――――――――――――――――――

名前:丸太・喰寝

レベル:1

魔力:5/5

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

――――――――――――――――――――――――


 おっ、出た出た。

 カクカクという名前ではないが、似たような小説投稿サイトを知っている。

 だから、詳しく説明されなくても大体分かる。


 カクカクの横にある四角い青いロゴ。

 その[ ]はパチモン感が満載だ。

 ええと、[ ]カクカクの横のⓘをタッチ。


――――――――――――――――――――――――

 さあ、大いに書きましょう。

 書くことが全て。

 ☆によるスキル購入ⓘや、1PVで1リワードが貰えます。

 リワードは円に変換でき、日本の物が通販ⓘできます。

 ♡10毎にガチャがあり、その他にボーナスガチャがあります。

――――――――――――――――――――――――


 ガチャはあまり期待しないでおこう。


 サービスで貰った、家の庭に入る。

 その時、ガサガサという音がして赤毛の熊が現れた。


「ひっ!」


 俺はしゃがみ込む。

 それしかできなかったからだ。

 だが、何時まで経っても痛みが襲って来ない。

 恐る恐る顔を上げると、熊が結界としか言えない物に阻まれていた。

 ふぅ、神様ナイス。


 今のうちに家に入ろう。

 腰が抜けたので這って家に入る。

 立ち上がろうとすると足ががくがくした。

 俺、こんなのでやって行けるのかな。


 そうだスキル購入があるじゃないか。

 今は評価がなくて☆はゼロだけど、次はいくつか☆が貰えているはず。


「【カクカク】、スキル購入」


――――――――――――――――――――――――

 ☆1スキルⓑ

 ☆10スキルⓑ

 ☆100スキルⓑ

 ☆1000スキルⓑ

――――――――――――――――――――――――


 ☆1スキルの横のⓑをタッチ。


――――――――――――――――――――――――

砂鉄集めⓘⓑ

ノコギリⓘⓑ

水生成ⓘⓑ

石材作成ⓘⓑ

ミキサーⓘⓑ

高枝切りバサミⓘⓑ

精肉ⓘⓑ

籠作成ⓘⓑ

種蒔きⓘⓑ

石臼ⓘⓑ

――――――――――――――――――――――――


 ノコギリの説明を出す。


――――――――――――――――――――――――

 木を伐ります。

 動物は斬れません。

――――――――――――――――――――――――


 あれっ、戦闘できない。

 いや☆10スキルも見てみないと。


 ☆10スキルの横のⓑをタッチ。

 説明を見なくても分かる。

 生産職のスキルだ。

 詰んだ。

 この家から出て冒険できない。

 まあ、外にいるあの熊はおそらくモンスターなんだろうけど、下手なスキルだと勝てる気がしない。

 レベルも低いし。


 念のため☆100と☆1000スキルも見てみたが生産スキルだった。

 異世界転移するまで、俺は会社を首になり小説を書いていた。

 生活保護も視野に入る程、切羽詰まっていた。

 だが、一回、生活保護の相談には行ったが、渋い顔をされたから、たぶん無理。


 いいんじゃないか。

 異世界での生産スローライフ。

 この家の庭は花壇になっている。

 きっと畑にもなるさ。

 小説書きながら、野菜作って生活するのも悪くない。


 手始めにタイトルだな。

 『念話無双~スキルランク差別がある世界で、最弱ランクの念話スキルを授かった。極めた念話の最強精神攻撃でざまぁする~』これで良いか。

 前に書いてた小説のリメイクだが、これで駄目なら別の作品を投稿する。

 とりあえず48話完結だ。


 あらすじとキャッチコピーを書いてと。


 タグは『異世界転生 念話スキル無双 主人公最強/チート ハーレム 男主人公 ざまぁ ヒモ』かな。

 ざまぁなら大ごけしないだろう。


 さあ、1話書いて投稿しよう。

 初日はきっと60PVぐらいだろうな。


 まあ、それでも☆1は貰えると思いたい。

 水生成が買えれば、三日は大丈夫。


 できればカップ麺が食いたい。

 まあ、カップ麺はヤカンを作る所からだけど。


 とにかく☆とリワードが足りない。

 もう口がカップ麺だ。

 辛抱堪らん。

 ごねてみるか。


「神様、ちょっと相談。今まで書いていた小説を移動して、☆とリワードをくれよ。読者もそっくりそのままならありがたい」

「ふむ、良いだろう。ただし☆とリワードが入るのは投稿してからだ」

「ええと、投稿するとまとめて入るってこと?」

「そうだ。書かねば面白くないからな。入るのは前回投稿以降のPVと☆だ」

「あざす」


 実はストックがあるんだよね。

 ストック大放出と行くか。


 ええと、あれっ、今は11月28日。

 前回、投稿したのが、10月31日。

 1ヶ月近く空白がある。

 異世界転移の影響かな。


 まったく、毎日投稿が基本なのに、1ヶ月も間を開けちゃって。

 立て直しは骨が折れそう。


 とりあえずストックがあるのは『貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる』と『魔力操作無双』だな。

 ざっとみて、11月中の獲得PV合計は4万PV近い。

 これなら、カップ麺どころか、ステーキが食えるはず。


 飢え死にの線はないようで良かったよ。


 だが今夜は結構厳しい。

 ベッドはあるけど布団がない。

 毛布すらない。


 ダウンジャケットを着てたのが幸いだが、寒い。

 風呂に入りたいが、風呂はない。


 まあ、腹が減っているし、眠れないだろうから、久しぶりに徹夜するか。

 良く考えたら、布団だけで結構高いんじゃないか。

 4万PVを確保したってどうなるか。

 良く考えたら、結構厳しいぞ。

 生活していくうえで必要な物はたくさんある。

 考えて使わないと。


――――――――――――――――――――――――

今回のスキルと☆:

 獲得スキル、[ ]カクカク。


 ☆残り0個


今回の収支:

 収入

 なし


 支出

 なし


 残金

 0リワード

 0イール


 銀のたわし

 0個


次の分岐:


 ペット兼、従魔どれ?


 ①子犬

 ②子猫

 ③うり坊


 コメントでどれが良いか書いて下さい。

 11/29日の午後2時締切です。

 同数は作者の都合で決めます。


ガチャ:

 ガチャは本作『突然異世界転移した俺は、小説投稿サイトの力でスローライフする』の♡10個毎のノーマルガチャ、☆100毎のスペシャルガチャ、PV1000毎のリワードガチャになります。


 異世界ファンタジーの週間ランキングの下一桁でガチャを回します。

 一日のガチャ権利が2個になったら、二桁目で。

 権利が3個と4個の場合、月間ランキングで、それ以上は年間と、累計で。

 1週間☆がなくてランク外の時はハズレとします。


ノーマルガチャ:

 ⓪ 銀のたわし

 ① 10リワード

 ② 100リワード

 ③ 1000リワード

 ④ 従魔用、炎爪スキル

 ⑤ 従魔用、炎息吹スキル

 ⑥ 従魔用、炎鎧スキル

 ⑦ 従魔用、火炎竜巻スキル

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


スペシャルガチャ:

 ⓪ 従魔用、超身体強化スキル

 ① 従魔用、残機スキル

 ② 従魔用、幸運スキル

 ③ 従魔用、強奪スキル

 ④ 従魔用、竜化スキル

 ⑤ 従魔用、石化息吹スキル

 ⑥ 従魔用、神威スキル

 ⑦ 従魔用、再挑戦スキル

 ⑧ 従魔用、霧化スキル

 ⑨ 従魔用、十秒無敵スキル


リワードガチャ:

 ⓪ 銀のたわし

 ① リワード獲得1.1倍

 ② リワード獲得1.2倍

 ③ リワード獲得1.5倍

 ④ リワード獲得2倍

 ⑤ リワード獲得5倍

 ⑥ リワード獲得10倍

 ⑦ リワード獲得100倍

 ⑧ トイレットペーパー

 ⑨ 銀のたわし


 ランキングのスクショ撮って、近況ノートにあげます。


名前:丸太・喰寝

レベル:1

魔力:5/5

スキル:

 [ ]カクカクⓘ

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