三杯目 ひめぜん

 一ノ蔵さんの『ひめぜん』に出会ったのは、ある居酒屋。


 普段、居酒屋に行くことのない主婦の私は、ごくごくたまに

「居酒屋いきてぇえええ!!」

と発作を起こすのですが、この日はまさにそれでした。

 雰囲気のある居酒屋を見つけ勢いで入ると、これがまた

「そうそう! こういう店に入りたかった!」

と言った雰囲気のお店で。

 日本酒のグラスが升に入って出てくるタイプの、風情のあるお店でした。


「このお店、甘い日本酒ってありますか?」

 と、店長さんにお伺いしたところ、

「ウチで甘いのと言えば『ひめぜん』ってのが一本だけあるけど、それでえぇかな?」

とのこと。

「第一杯」でも書きましたが、世間ではとにかく日本酒に「辛口」が求められる空気。甘いと言っても「口当たりがまろやか」くらいだろうと、思っていたのですが。


 甘っ! うまっ! フルーティーな酸味がまたいい!


 これそまさに私の求めていた、甘い日本酒でした。

 そして、甘い口当たりでありつつも、和のおつまみにめっちゃ合うところが、しっかり日本酒!


 この日以来すっかり気に入り、リカーショップで見つけると買っています♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

甘い日本酒を求めて 香久乃このみ @kakunoko

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ