不格好なカナリアたちへ

鬼滅の刃

[Verse 1]

人を食らう鬼はどこにいる

何を為すゆえ鬼と化す

家族の中に住む鬼は

一体どこから湧いて出る

[Chorus]

昔むかし日本は変わった

戦争の傷跡、焼け野原

血縁も地縁も断ち切られ

孤独な鬼が生まれた

[Verse 2]

必死に生きた家族の中で

鬼は命を手に入れる

後に続くものの苦しみを

すべて糧に変えていく

[Chorus]

大家族から核家族へ

時代は移り、価値観も変わる

愛を求めた餓鬼たちが

親の影に泣いていた

[Bridge/間奏]

仕事にハマり、性愛に溺れ

空虚な心、満たすため

牙をむき出し、足掻いても

鬼の渇望、消えはしない

[Verse 3]

親の愛を求める鬼たち

子供を縛り、飢えを叫ぶ

あるがままの命を否定し

新たな鬼を生み落とす

[Chorus]

断たれない愛の連鎖に

渇望が連なる群れ

我が子の心を奪う鬼よ

餓鬼の鎖を断ち切れ

[Verse 4]

心に巣食う鬼ならば

自らの手で切り裂こう

餓鬼を滅ぼす刃握り

新たな未来を切り開く

[Chorus]

私たちは鬼滅の刃

親の飢えた愛を断ち切る

次の世代に続くため

命を守るために立つ

[Outro]

孫の代では鬼は消えゆく

愛の渇望を終わらせる

この刃を握る私たち

今こそ未来を切り拓く

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アニメのタイトルを使わさせていただいていますが、内容は全く違っています。その意味で期待した方がいらっしゃったらごめんなさい。

とはいえ、戦後日本の家族の在り方が、現代の家族問題につながっている部分が多いという実感があります。今、父母にあたる世代は、それまでの負の連鎖を断ち切り、未来の世代に鬼の恐怖にとらわれない世界を受け渡す役割がある気がしています。

https://suno.com/song/2ed74da1-2628-4f05-8fd4-5acbc242a2fc