第23話:月を破壊してしまうってのは?。

俺は仏像仮面ブッダーに聞いてみた。

なんで姫は満月の夜、エロくなるんだって・・・。


そしたら、瀕死の状態だった姫が異星人の処置によって覚醒した日が満月の夜

だったんだそうだ。


その時に、生体バランスがくずれて女性ホルモンにも影響を与えたらしい。

その結果、満月の夜になると体がうずくようになったって話・・・。


「あのさ、満月の夜エロくならない薬とかそういうのない?」


「ありますよ・・・その手のホルモン剤」


「あるんだ・・・それ、俺にくれない?」


「姫に飲まさせるつもりでござるか?」


「でも、その薬、定期的に飲ませすぎるとエロくなくなるでござるよ」

「それでもいいんでござるか?」


「極端に言えば、姫の中から女を奪ってしまう結果になりかねないでござる」


「そんなことしなくても、ツキオ殿が拒否すれば済むことではござらぬか?

「逆にエッチも求めて来ない女だったら、つまらないでござろう?」


「それはそうだけど・・・」

「それにしたって姫はどんどんエスカレートして行ってるんだぞ・・・」

「おれもう、我慢できないかも」

「姫とやっちゃったら、誰が責任とるんだよ・・・」


「薬飲ませ続けます?」

「そしたら、たしかにもうエッチしようって迫られることもなくなるでござるよ」


「それって、性欲自体がなくなるってことなのか?」


「そう言ったでござろう・・・」

「つまらん女になるでござるよ、姫からエロを取ったら残るのは暴力だけって

ことになるでござる」


「最悪だな・・それって」


「まあ、このまま姫を放っておいたらエロくなるのは満月の夜だけじゃなくなるかもでござるがな」

「今は満月の夜だけエロくなるでござるが・・・そのうち毎日迫って来るようになるでござるよ 」


「姫がエッチできるようになったら俺は毎日でも受けて立つぜ」

「まあ、それまでには姫は18才になってるだろうし・・・」


「他に方法があるとしたら・・・月を破壊してしまうって手もあるでござるな」

「たぶん、姫のエロは、月の引力に関係してるのかもでござるろう」

「潮の満ち引きとかにも関係してるのかもでござるな」


「月を破壊って・・・それはまた大胆なことだな」

「いや〜そこまでしなくても・・・」


「それに月を破壊しちゃったら地球にも影響あるんじゃないか?」


「ツッキー殿が、困っておられるからと思ったので月の破壊はひとつの提案で

ござるよ」


「まだエッチは早いんだよな・・・姫はまた17だから・・・やっちゃったら

淫行だからな・・・」


「エッチを前倒しすればいいじゃないでござらんか・・・」


「前倒しって・・・姫と同じこと言ってるよ・・・」

「ぜんぜん意味ないって・・・」


「そんなことしたって未成年ってことには変わりないだろ・・・淫行には

変わりないよ」


「なんで、未成年にこだわるでござるか・・・」

「姫、本人はいいって言ってるんでござろう?」

「拒絶するよりも応えてあげることのほうが善行だと思うでござるが・・・」

「ふたりの同意があれば大丈夫なのでは?」


「なに?やっちゃった後、誰が責任とるんだよ・・・おまえか?・・・おまえが

親代わりか?

そういうことなのか?・・・いいのかやっても」


「っていうか、誰にも言わなければ、それでいいでござろう?」


「また姫と同じこと言ってるよ」

「人のことだと思って月を破壊するだの勝手なことばかり言いやがって・・・」


「俺が月をおまえを破壊したくなって来たわ・・・」


つづく。

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