転生したら猫だったけど建国できた件
白咲 飛鳥
第1話 転生でございます
「こ、コンビニ強盗だぁ!ナイフで刺されたくなけりぁ金を全部出せ!」
最悪すぎる......バイト先でまさかの強盗に出会うとは。よし、全てを諦めよう。
「全部出しますから命だけは助けてくだs「渡さない!キミは強盗などをして良いと思っているのかねっ」
刺される! ドン!っと、俺は勇気ある店長を突き飛ばし、ドスッ!っと、俺の背中に焼けるような痛み。これは死んだな。めっちゃ痛い。すべてを諦めるとか言ってたけど、やっぱ諦められないよね。
『確認しました。痛覚無効獲得......成功しました。踏ん張り......成功しました』
やばいな、幻覚が聞こえてきたようだ。というかめっちゃ熱い。おっさん達が近くに集まって俺の意識を何とか元に戻そうとしているのと、背中を刺されたからだな。
摩擦か?せめて女性に看病されたかった人生だよ、ホント。そして刺されるのも女性からが良かったぜ......
『......確認しました。異性好感度上昇を獲得しました。刺突耐性獲得......成功しました。続けて、物理攻撃耐性を獲得しました。対熱耐性獲得.......成功しました』
ふっ。異世界に行くならば魔物でもいいから人型になれるやつがいい。賢者とか大賢者とかっこ良いし魔法使えたら便利そうだし、魔力は無限が良いなぁ。
『了解しました。賢者、いえ大賢者の獲得......成功しました。続けて
寒いのだ。寒くてどうしようもない。何てことだ・・・寒さで凍えるとか、俺も忙しいな。というか、意識続くの長くね?
『確認しました。対寒耐性獲得・・・成功しました。対熱耐寒耐性を獲得した事により、〈熱変動耐性ex〉にスキルが進化しました』
次の人生では色々美味い物食いたいなぁ。
『確認しました。
そして俺は何も遺言を残さずに死んだ。だが、だがこの時、
目視も出来ない、小さな次元の亀裂。発生した魔素の塊に、リンクした魂。魔素の塊は、魔物を生み出す元となり、リンクした天馬凪の意思に基づき、その身体を作成する。
本来有り得ぬ天文学的確率で、天馬凪は、異なる世界の魔物として転生する事となる。
神様、せめて転生するならスライムじゃなくて猫にしてください。それがこの世界の神への遺言だった。
______________________________________
思いつかないところは転スラ様から拝借(勝手に)していますが、ほんの少し被ってるだけなのでセーフですよね......?という訳で次回!「第2話 猫転生」です!真似じゃないよと胸を張って言えるようになるために頑張ります!
転生したら猫だったけど建国できた件 白咲 飛鳥 @asukani
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。転生したら猫だったけど建国できた件の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます