取り敢えず、ダ◯ソーでレターセット買ってきたものの。

 ファンレターを書くぞ! となったら。

 そう、必要なのは、レターセットだね。

 家にそんなハイソ(?)なものはない為、取り敢えず買わなきゃ、と思い、普通にダイ◯ーで買ってきた。


 買って帰る最中、道を歩きながらふと。


 ◯イソーのレターセットで、いいのだろうか?


 と、不安になる。

 いや、紙の質とか、あんま関係ないやろ、と脳の一部で納得しつつ、違う部分で「本当にいいんか? 本当にいいと思ってんのか?」と不安をあおあおる。

 やめてください自分。そうやって自分を追い詰めるのは悪い癖ですよマジやめて。


 ファンレターとは、手紙という物体を好きな人に送る行為だ。勿論、手紙っつーのは内容の方が重要だっていうのは重々承知しているものの、あまりに安物では、失礼に当たるのではないか?

 いや、ダイ◯ーのレターセットも結構良い感じだったけどな。

 言われなきゃ◯イソーだって分かんねぇよ。

 うん、そう、なんだけど、さ……


 家に着いた頃には。

「ま、まずは手紙書く練習に使えばいっか★」

 と結論が出た。


 行動する事に意味があるんだよ!

『ファンレター出したいなぁ』って考えて終わらず『レターセットを買う』という行動を起こした事が大切なんだよ!!

 考えただけで終わらなかった自分を褒めろ!!!


 偉いぞ自分!!!


 って事で、レターセットの質は置いておくとして、ここで立ち止まらないように、まずは練習してみようぜ、と思ったワケよ。


 だってさ。

 人に贈るものに直筆で書くなんて行為、何年振りだ?

 下手をしたら……十年以上振りじゃないのかな?

 まともな字が書ける気がしない……

 いきなり一発書きなんて、危険すぎる行為なんだよ。

 まずは、字を書く練習から開始しなければならない。


 そもそもよ。


 私、字がクッソ汚ェんだよ。


 練習した所で下手なんだよ……

 下手さは一朝一夕いっちょういっせきには直らないんだよぉ……


 ただ。

 そこを躊躇ちゅうちょしてたら、一生ファンレターなど書けない!


 綺麗じゃなくても!

 頑張って自分なりに丁寧に書いて、相手が問題なく読めればソレでヨシとしよう!!


 ファンレターとはァ!

 この溢れんばかりの気持ちをォ!!

 相手に叩きつけ──間違えた! お届けするものなんだよォ!!!


 と。

 納得はしたものの。


 人とは、足掻あがきたい生き物である。


 つか、私自身が、後から『ホントにそれでええんかな?』と不安になるタイプやねん。

 練習はする。

 練習はするよ?


 でも……


 私、ボールペンって苦手で。

 あの書き味が、なんとも苦手。特に安物は、インクの質がアレでありつつ、ペン先の質も使い捨てが前提なせいか、変な滑りと僅かな引っ掛かりがある。

 書いてるかうちに、一文字一文字、一本一本のストレスを蓄積してって、途中で『ああもう面倒いねん!!!』ってなる。


 そこで天啓。


 ピコーン!


 万年筆を買おう!


 ええ、思考の飛躍がアホだなっていうのは、自覚してますよ勿論。

 ただ、過去2〜3000円程度の万年筆を使ってた事があり、その時は、その書き心地の良さで、文字を書くのが少し好きになったぐらいだったんだよ。


 仕事が変わって万年筆を使うチャンスがなくなり、そのままだったが。


 あの素晴らしい書き心地であれば、ちったァ文字がマトモになるんじゃね??


 単純な私は、そう思い至りました。


 って事で!

 万年筆を買いに行くことにしました!


 はてさて。

 その目論見は成功するのか?


 乞うご期待!

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ファンレターを出そう。 牧野 麻也 @kayazou

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