第47話 死に損なってて草
「よく生きていたなこのおっさん」
魔族の鎧を殲滅してから、ステラが森を再生させている最中、残党がいないか確認をしていると親父──エドランが倒れているのを見つけた。
銃弾で撃ち抜いた時に死んだと思っていたが運よく直撃を免れた上、落ちた時も木がクッションになっていたというところか。
屋敷は近いしこのままほっとくか。
ひとまずカマッセイ家の当主問題は避けられそうなのでそれで良しとしとこう。
『森を再生できました』
「戻るか」
『援軍に駆けつけたんですがもう終わっているみたいですね』
親父を放っておくことを決定するとステラが森を再生し終えると、ちょうど援軍が駆けつけてきた。
割と早く駆けつけてきたな。
だいたいガトリングを撃ち終わって、少し魔族の鎧とやり合った後くらいか。
急がしてもう終わってますってのは腹が立つだろうし、さっさと事情を説明するか。
『ステラさんはやはり神に祝福されているようですね。シドさんに至っては前魔王と闇の精霊ととても神から祝福を授かっていないとは思えない活躍ぶりですし、未来の聖騎士候補としていいかもしれません』
掻い摘んで起きたことだけを報告するとモンローはそんなことを言い始めた。
聖騎士といえば終盤で魔王に瞬殺されるかませというイメージしかない。
終盤で主人公とガッツリ絡むし、なりたくはないな。
「聖騎士は辞退させてもらいます。戦いは好きではないですし」
『それならばしょうがないですが、功績が大きいだけに何もなしというわけにはいきませんからね。ここで決めるのも難しいですし戻ってからまた一考させてもらいたいと思いましょうか』
聖騎士について辞退するとモンローから今回の件の収まりがそれではつかないという返事が返ってきた。
戻った後も色々ありそうだな。
───
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