【転生・転移者強襲編】

【異世界からの使者】【一】


ある夜……複数の商人や冒険者が揃って空を見上げた。

空を見た者たちは口を揃えて━━━━━━━━

星が輝く夜空に光を放つ大きな空間が現れ、何かが落ちてきた……と。


その噂は大陸中各国へと広がり、ある者はあれは"天使(アクエル)"だと叫び、ある者は異世界の扉だ!!と街の中心で訴えかけていた。


ーこの世界に使者がやって来たのだ!この世界に"終焉を呼ぶ者"だ!!ー

学者は何度もそう叫んだが誰も聞く耳を持たない。


そんな中、屋根の上に息を潜めてその光景を眺める者達の姿があった。

黒いフードマントに身を包むその者達の中に、赤い羽を胸に付け、指に複数の指輪を着けた男が一人……。


???:「ここは……どこだ……」


猫耳の女:「わかりません……我々の世界の最果てにこのような場所が……?」


???:「いいや、それはありえないだろう。俺は【メルンブルグ】の大陸図は全て調べ尽くした。

恐らくだが……ここは我々が存在していた世界とは別の場所ではないだろうか?」


屋根に膝と手を付いた者達は男の言葉に困惑する。


エルフの女:「主……それは……!?もしや我々は異世界に転送されたということなのですか?」


???:「恐らく……"あの時聞こえた声"と何か関係があるのかもしれないな……」


男は脳内である者へ話しかける。


???:「メーシャ……地形プログラム起動」


メーシャ:ーはい。マスター。

この地の情報を収集中……ー


男の目に映る複数の映像。

建物や生命、街の全体図や周辺の地形を視界に立体的に映し始める。


???:「やはり、俺達が知っている植物や生命体が一切存在していない……」


メーシャ:ーこの地の詳細収集が完了。

ー【城塞都市アルバス】ーオリタル大陸に位置する場所の様です。

別名水神の大陸と言われ四大陸で最も空が青く水が綺麗だとか……マスターの居た世界とは比べ物になりませんね……フフー


???:「くっ……その一言は余計だメーシャ」


メーシャ:ー失礼……ー


屋根から街を見渡し、息を飲む。

元いた世界とは違い、目を見開いて見てしまうほど美しいその街並みにニヤケ顔を抑えようとする。


???:ーす……すごい……別世界に来ちゃったぁぁぁ!!、ど、どうしたらいいんだろ……この子達も着いて来ちゃってるし……。

なんとか帰る方法探さないと……、でも物凄く重要なイベントだったり……誰か分からないけど呼ばれたからここに来たんだよね?……めっちゃ綺麗な街だなぁ……観光したらダメかなぁ……ー


ー……ま……さま……?……ショーマ様!


エルフの少女の声が耳に響き、我に帰る。


ショーマ:「!?……ど、どうしたフィナ……」


フィナ:「ショーマ様がずっと下を向いていたので……大丈夫かなと」


ショーマ:「心配させてしまったみたいだな……すまない、大丈夫だ。とりあえずこの街を散策してみよう……くれぐれも問題を起こさないようにな」


ーはっ!ー


ショーマ:ーこの世界にも……いるのかなぁ"アサシン"ー


━━━━━━━━━━━━━━・・・・・


水平線から昇る大きな太陽━━━━━━━━。

空を白く照らし目覚めを知らせる……。


井戸から水を引き、顔に冷(ひ)えた水をかけ空を見上げる。

口にくわえた紐で解かした長い髪を縛り、

腰にベルトを着けダガーを刺す。

鞘から抜けない剣をベルトに掛け、ブーツの紐を強く縛る。

黒いフードローブを羽織り扉の前へ……。


ーよしっ……行こう……ー


ガッチャ……ギィィィンン……


鳥がさえずり、空に大きな雲が無数に浮かぶ。

仲間達の強い視線を浴び、静かに頷く。


シエル:「皆(みんな)……行こう……!」


~【転生・転移者強襲編】~



優しく吹く風が緑に光る草原を騒がせる。

途中途中横を通る商人や冒険者を横目に、フードを深く被った。


シエル:「はぁ……なんか嫌だなこれ」


シオン:「仕方ないよ……手配書に載っちゃったんだから……」


シエル:「案外誰も見てないかもよ??」


レイン:「馬鹿か?見てなくても街に行きゃ嫌でも情報屋が大声で叫んでるっつの、紅い髪の暗殺者!!ってな」


ユウト:「嫌な世の中ですね……本当に罰せられるべき人がたっくさんいるのに、前に"書庫で読んだ本"の王様がまだいれば良かったのに……」


デイン:「本?」


ユウトの言葉に足を止めるデイン。


アイリーン:「あ、ユウトが読めたって言ってたあの本?」


ユウト:「そう、あの本は俺がいた国の文字が書いてあったんだよ。それも凄かったけど書いてあったことも……あぁ!最後まで読みたかったぁ……」


大事な所で腹を下した事を今になって後悔するユウト。

そんなユウトにミオシャは優しく慰める。


ミオシャ:「仕方ないじゃん、あんないっぱい食べるから……お兄ちゃん昔からお腹弱いのに」


ユウト:「そうだよなぁ……そこはこの体でもかわらなかったんだな…」


アイリーン:ーこの体??ー


デイン:「ユウト殿、それはもしかしてシエル達が読んだものと同じなんじゃないか?」


シオン:「道化の王様の事??」


ユウト:「はい!その本です!シオンさん達も読んだんですか?!」


シオン:「ううん、私とノルンは読めなかったの……シエルは読めたんだけどね」


ユウト:ー!?


シエル:「あぁ、あの本。最初の方しか読めなかったけど書いた人の名は覚えてるよ」


ユウト:ーシエルさんが日本語を読めた……もしかして転生してきたのか?!……いや、でも前にミオシャとお化け屋敷の話した時もゲーム用語言った時も分かってなかったような……ー


シエルの一言になぜかと頭を悩ませるユウト。

シエルはそんなユウトにーどうかしたのかい?ーと問う。


ユウト:「あの本に書かれていた文字はさっき言ったように俺がいた国の文字なんです。もしかすると昔はこの国でもあの文字が使われていたのかな〜なんて思いまして」


デイン:「ユウト殿、俺たちは父と共に古代学を調べていた。その話、少し興味があるな」


ユウト:「デインさん、殿って付けなくていいですよ!俺貴族じゃないんで!……あはは」


デイン:「す、すまない。ではユウトと、ぜひ呼ばせてほしい」


ユウト:「はい!ぜひ!!」


マキシス:「んで?そのユウトの故郷ってどこなんだ??」


マキシスの質問にどう答えていいかわからないユウト。

言葉に詰まっていた兄を助けるべくミオシャがすかさず誤魔化した。


ミオシャ:「すいません、私たちが居た国は滅んでしまったんです……あんまりその話はしないでください」


デイン:「なに!?……すまない、そうだったのか。嫌な事を思い出させてしまったようだ、本当に申し訳ない」


ユウト:「え……!?い、いや!大丈夫です!あの出来事は忘れちゃいけないんです。でも怖い体験をした妹の前ではあまり故郷の話はしたくなくて……家族を失ったから」


シエル:「辛い事があったんだね。デイン、マキシス俺も気にはなるけどこの話はもう辞めよう」


マキシス:「んだな!すまなかったユウト、ミオシャ」


深々と頭を下げる二人にユウトは少し言い過ぎたと反省していた。

ユウトとミオシャの嘘話にアイリーンはーそんな事があったなんて……ーと突然ミオシャを抱きしめる。


ミオシャ:「え!?な、なに!?どうしたのアイリーン!!?」


アイリーン:「二人に出会えて……よかった……ぅぅ」


ユウト:ーなんか心が痛む……ー


ユウトは無言でミオシャに親指を立てていた。


ミオシャ:ーもう少しましな嘘にすればよかったぁぁー


その後も休み休み歩き続け、ペケッタまで後半日で着く距離まで来ていた。


魔物が少ないしげみで焚き火をし、腰を下ろす。

店主とイナンが途中ユウト達が倒した魔物と森で狩った鹿を調理し、皆に振る舞った。


店主:「ほーらできたぞ!いい感じに焼けた」


イナン:「バックに色々入れておいて良かったねお父さん!」


シエル:「さっすが店主!美味しそうぅ〜」


ノルン:「久しぶりのご飯だぁ……お腹がなっちゃう」


シエル:「ユウト達が先に食べなよ!この食料は四人のおかげなんだし!」


ユウト:「いえいえ!魔物狩りならまかせてください!皆で食べましょう!一緒に!」


イナンがナイフで数枚に肉をおろし、葉の上に乗せて皆に出す。

よだれが零れそうになるほどのいい匂いに皆が腹を鳴らしていた。


ーいただきます!ー


鳥の魔物の肉は油身が少なく、プリップリの食感に噛んだ瞬間汁が溢れ、鹿の肉は歯ごたえがあった。


レイン:「こりゃうめぇ!!」


ミリス:「動物の生命に感謝だわ……美味しい」


ユウト:「魔物って……食えたんだ……」


ミオシャ:「こんなに美味しくなるなんて……!すごいです!!」


シルフェ:ーおいしい……もくもく……ー


岩に背をかけ夜空を見ながら食べていたアルフォスは古い思い出を振り返る。


アルフォス:「魔物食ってると思い出すな」


シエル:「あ!同じこと思った!森に何日も潜伏してた時の事、懐かしいね」


ユウト:「何かの依頼だったんですか?」


アルフォス:「あぁ、シャーダルの盗賊狩りから逃げてきた集団がこっちに来て暴れやがってな……その残党狩りの依頼だったんだ」


レイン:「んな事あったな…俺が入る前に突然盗賊団が壊滅したって情報があったが、お前らだったんだな」


シエル:「あれは楽しかったね!アルフォスと組んだのはあれ以来か」


アルフォス:「あん時はロイもいたからな……あいつも頑張ってたな」


シエル:「ロイが盗賊団の野営地に忍び込んでバレちゃったんだよね…あはは!」


アルフォス:「ふっ……そうだったな」


ユウト:「そのロイさんって……」


アルフォス:「あぁ、俺の弟だ。歳もちょうどユウトと同じくらいだったな」


ユウト:「亡くなってしまったんですね」


アルフォス:「あぁ、ロンブルクの依頼の時にな……」


ユウト:「そんな事が……星の輝きあらんことを……」


ユウトは胸に手を添え頭を下げた。


アルフォス:「ありがとう」


━━━━━━━━━━━━━━━・・・・ー


暫くして仲間達が眠りにつく。

盗賊や魔物が襲ってこないか見張るため、シエルとデイン、そしてレインが交代で木の上に座っていた。


レイン:「シエル、交代だ。少し休め」


シエル:「もうそんなに経ったのかい?ん〜眠れないんだよね……あはは」


レイン:「んじゃちょっと話そうぜ」


シエル:「星……綺麗だね」


レイン:「ぶふっ……馬鹿、俺に言うか?」


シエル:「あはは!どう答えるかなって」


レインが笑ったことに少し安心するシエル。

ロンブルクと仲間達の一件以来笑顔をあまり見せなかったレイン。

シエルはそんな大切な一人の仲間であるレインをずっと気にかけていた。


レイン:「ったく……ありがとなシエル。

なんか楽になった気がすんよ……少しだけな?」


シエル:「その少しが大事なんだよ、失ったものも多いけど、残ったものがまだある。俺達にここまでしたんだ……うんっと仕返ししてやらなきゃ!」


レイン:「そうだな……シエル、無理して笑うなよ?」


シエル:・・・・


上を向き黙るシエル。

自身もまだ気持ちの整理が出来ていなかった。


ロンディネルやアイル達を守れなかった怒り、ロキシルの生死……そしてあの灰色の髪の男の言葉に、決して落ち着ける時間をシエルは感じることが出来なかった。


シエル:「怖いんだ……失う事が……、今までも仲間を大勢失ってきた……でもこうも追い詰められると、どうも息苦しくてさ……」


レイン:「わかってる。お前はいっつも、絶対に仲間や救いたい者達を守り通してきた。でも全部は救えねぇ、それは痛いほど分かってるはずだろ?」


シエル:「俺は……"全部救いたい"……救いたいんだ。その為の力が俺にはあるはずなのに……」


レイン:「自分を過信しすぎなんだよ……、リオルや白い奴らにめちゃくちゃやられてたじゃねぇか」


シエル:「そうだね……レインの言う通りだよ。もっと……もっと強くならないと」


レイン:「力(りき)み過ぎんな?……いつものお前はもっと気持ち悪いくらい笑って戦ってたぞ?」


シエル:「……ぷふっ……あはは!!」


レイン:「んだよ……」


シエル:「レイン……そんなに俺の事見てくれてたんだぁ〜!!」


レイン:「っるせ馬鹿!!見てねぇっつの!!ばーかぁ!ばか!!」


シエル:「あはは!!ふ〜おっかしいや!」


デイン:「おいおい、声がでかいぞ……?俺抜きで楽しむなよ……」


デインが羨ましそうに見上げている。


シエル:「だってさデイン……レインがね!」


レイン:「デイン!こいつ黙らせてくれよ!!」


デイン:「ふっ……全く……仕方ない奴らだな……」


デインは嬉しそうに微笑み木の上へと登った。


シエル:「ねぇ……この世界……これからどうなるんだろう」


レイン:「"この世界に未来なんて"……考えたってしょうがねぇ」


デイン:「俺達で創り上げていくんだ……良い未来を」


シエル:「この世界に未来なんてない……誰もそう思わない世界を……必ず取り戻そう」


ーおう……あぁ……ー


空を見上げ、この旅の意味を……自分達が生かされた意味を……強く噛み締めていた。


━━━━━━━━━━━━━━━・・・ー


薄明(はくめい)が広がる朝……。

焼けたように映る空が世界を包む。


ユウト:「はぁあぁ〜……おはようございます。。。。」


ミオシャ:「もう!お兄ちゃんだらしないよ!」


ユウト:「あはは……ごめんミオ……ふわぁあぁぅ……」


ミオシャ:「もう……あ!おはようございますシエルさん」


シエル:「二人共おはよう。よく眠れたようで良かったよ」


ユウト:「おはようございます!シエルさんも眠れましたか?」


シエル:「ん?うん!いい夜だったよ!」


ユウト:「良かったです!」


アイリーン:「土の上で寝たのはいつぶりだろう……んん〜!!背中いたーい」


ノルン:「アイリーンさんもなんだ……えへへ」


アイリーン:「ノルンさん!柔らかいベッドが恋しいですよね!」


ノルン:「うん!ほんとに……えへへ」


アイリーン:「ノルンさん、私の事アイリーンって呼んでくださいよ!歳も同じですし!」


ノルン:「え!?い、いいの……??」


アイリーン:「もちろんです!」


二人の会話を指をくわえて見つめるシルフェ。


シルフェ:ーいいな……ー


そんなシルフェに気づくアイリーン。

ノルンの前へシルフェの肩を押しーシルフェも呼んで欲しいみたいです!ーと前へ差し出す。


ノルン:「えへへ、よろしくシルフェ!アイリーン!」


シルフェ:ーぅぅ……嬉しいー


アイリーン:「はい!……もうシルフェったら、なに恥ずかしがってるの!?」


シルフェの頬をむにぃ〜っとつまむアイリーン。

ノルンの前で恥ずかしいのか顔を赤くさせていた。


シオン:「だんだん皆の仲が深まってきたね」


シエル:「よかった。ユウト達がいてくれて物凄く嬉しいよ……ん?」


イナン:「シエルさぁぁん!!」


バックの整理をしていたイナンが血相を変えてシエルを呼ぶ。


店主:「おいこらイナン!大声で呼ぶんじゃない!」


イナン:「あっ!!……ごめんなさい」


シエル:「あはは!おはようイナンちゃん!どうかしたのかい?」


イナン:「は、はい!あの……シエルさんのバックの中で何か動いてて!!」


シエル・シオン:ー!?


イナンの言葉に不思議に思いつつもバックの元へ移動する二人。

気になった仲間達が既にバックの元に集まっていた。


イナン:「ず、ずずず……ずっと中で何か動いてるんです……」


ミリス:「昨夜魔物でも入ったのかしら??」


デイン:「いいやそれはありえない、俺はずっとシエルとレインの三人で見張ってたからな」


ユウト:ーずっと見張ってた……!?俺が寝てる間ずっと見ててくれたなんて……俺はなんてことを……ー


バックの中でゴソゴソと動く何か。

突然ーキィィピィィーと動く者から発せられる鳴き声が聞こえる。

その声に腰を抜かすイナン……。

ノルンが怖がるイナンの頭を優しく撫でた。


意を決しバックの紐を外し開いたシエル。

その正体を目にした全員が笑い吹き出す。


ーぷっ……んふっ……ー


マキシス:「ガッはははは!!!なんだ〜雛鳥(ひなどり)じゃねぇか!!」


シエル:「どうやって……あ!!」


皆ー??


ごそごそとバックの中に手を入れ何かを探すシエル。


シエル:「あった、やっぱり……」


バックからシエルが取り出したのは卵の殻だった。


シエル:「ロンブルクで知らないおじさんから卵を貰ってさ、まさかこんなとこで孵化(ふか)するなんて」


ノルン:「そういえばシエルの部屋に行った時置いてあったね」


シオン:「あれだけ色んな所に触れてたのに割れなかったなんて……すごい」


ミリス:「なんの鳥類なのかしら……?初めて見るわ」


目がくりっとし、羽毛が一、二本頭に生え、くちばしから舌が垂れ、茶黒いその毛並みは珍しく、尾は鳥類のそれではなくまるで竜のようだった……。


ーキィィルゥピィィィ……グエッ……ー


アイリーン:「すごい……初めて見ます」


シエル:「なんか……変な顔だな……名前何にしよう」


レイン:「お前の鳥だろ?ちゃんと考えてやれよ?」


シエル:「ん〜……非常食だしなぁ……」


ーキエッ……!?ー


レイン:「食うなよ!!?」


店主:「ったく……馬鹿野郎。こいつはただの鳥じゃねぇ、皮膚をよく見ろ」


店主が羽を上げ皮膚をシエル達に見せる。


店主:「こいつは毛が生えてるがかってぇ鱗が着いてる。ってことはだ」


アイリーン:「鱗があるのはドラゴンか魚類」


店主:「まぁどう見ても魚類じゃねぇな」


デイン:「元ドラゴンスレイヤーの店主が言うってことは……こいつ」


シエル:「お前……ドラゴンなの!?」


ーキエッ……ぐァ……グァピィィィー


シエル:「ん〜こんなマヌケな顔なのに……ドラゴン??」


店主:「まぁ、多分な」


シエル:「名前……考えとくね!」


ーギエ……ー


こうして誕生したマヌケ顔の鳥竜?は……なぜシエルへと渡されたのか……。

その真実はあの老人だけが知っていた。


━━━━━━━━━━━━━━━・・・・ー


老人:「ほぅ……そろそろかの」



【異世界からの使者】【二】へ続く……。

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