第14話

優衣は歌うま物語で10歳の時から歌っているが、優衣が12歳の時に歌うまに初参戦した11歳の少女がいた。

歌が上手いだけではなく、顔も可愛い。

高見由奈である。

由奈はあっという間に3戦連続優勝してディーバの称号を獲得した。

優衣も由奈も顔が可愛いので優衣由奈でコンビを組んでデビューさせたらどうかの声も上がった。


優衣と由奈はライバルであるが、歌を一歩離れるととても仲が良かった。

控え室では邪魔になるので廊下ではしゃいでいた。

「ですよねー!私もいちごパフェ大好きなんです!」

由奈は優衣に敬語で話す。

年下と後輩としての礼儀は守る。

「今度一緒に食べに行く?ジェニー」

「行きましょう!」

「仲良いねー!」

スタッフがやって来て、優衣と由奈に話し掛けた。

「今は何の話をしていたの?」

「ジェニーのいちごパフェが美味しいって話です」

由奈がはにかみながら答えた。

そんな2人だが、スタッフが本番15分前を伝えた瞬間に歌声を響かせ始めた。

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