時詠み

菜月 夕

晩秋

雪虫の飛ぶや哀れの終(つい)の秋


こがらしや 枯れ葉押し合いへしあいし

寒さたまらず押しくらまんじゅう


道奥(みちのく) の枯れ葉の果ての廃やしろ


秋晴れに 少しの白い吐息かな

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

時詠み 菜月 夕 @kaicho_oba

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る