第5話

それは、ヨウと別れてから続いていて…。



(このまま続けば、きっとそのうち…)


満杯に積もったモノは、一気に崩れるのだろう。






『ぴろぴろ…ぴろぴろ…』



今度は、違う人からの報告。



(オカノっちだ)


その内容を見てびっくり。



『そうなの!』


風俗店を辞めて、転職しようと思っていると。



(そっかぁ)


彼は、自分で店を持ったりするんだと思っていた。



『今度ご飯でも行こう。その事とか話したいし』


へコんでいる時には嬉しいお誘い。


オカノっちは同い年だし、やっぱり先のコトをいろいろ考えてしまうんだろう。


『うん』




そういえば、リクは仕事が決まり、営業マンとして頑張っている。



(当たり前だけれど、みんな変わっていくんだな)


ワコも…オカノっちも…リクも…。


みんな変わっていく。みんな…。

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