第12話
私はメールを送った。
その相手は、中学の時の『女友達』。家も近く、お互いの家に泊まったりもしていた。
一年の時、クラスも部活も同じで仲良くなったのだ。
私は中学だけ東京だった。父の転勤が多く、小学生の頃から『転校』を繰り返していた。
だから、この友達は東京に住んでいる。
連絡をあまり取っていなかったのだが、私の頭には真っ先に『彼女』が浮かんだ。
彼女は一児の母だ。実家の両親の元で、子育てをしている。働きながら…。
旦那の暴力が原因で離婚したのだ。
そんな話も聞いていたから、彼女になら話せると思った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます