第9話 差し出された名刺にオドオド
ホンダ店の若いスタッフに小さなクルマのことを説明する初老のオレンジのツナギの男は、その後すぐにクルマ屋さんの店内に入ってきた。
受付カウンターのお姉さんに~ワキヤマサン、納品完了、またよろしくっ~と言い放って足早に店の外へ。トランクルームを開けたままの小さくて低いクルマをそのまま置いて足早に行ってしまった。
受付カウンターの隣で電話を受けていた営業スタッフがモナカのテーブルにやってきて名刺を差し出した。これをオドオドしながら受け取るモナカ。
富隧俊一の孫であることと、今はモナカが主に通勤用でCR-Zを使っていることをスタッフが既に把握していたのは、祖父が事前に任意保険の内容変更で連絡をしていたからで、運転者限定で年齢を35歳以上にしていたのを解除したのだ。
半年後の車検整備時にこのCR-Zの所有者名義をモナカに変更するようにとの指示も受けているらしかった。
営業スタッフは点検表をモナカに差し出した。
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