忘れられない言葉と恋

コラこと

第1話 かわいいあの人

いまから話すのは俺が実際に体験した人生で、世界で一番青春を謳歌した二年間だ。


「席について~今日から新学年が始まります」

先生の言葉から新学年が始まる。

クラスは一年から一緒にいる齋藤さいとう ひかるとテニス部で同じの人がいてとりあえず安心した!

今日から高2か~と思いつつ前の席の安部あべってやつと話してた。

二年になって早速ともだちできちゃった~そんなこと思っていたらふと目がとまった。

俺はその時人生初のひとめぼれをしたんだ。

「荒井~どうした~?」

安部の言葉にすぐには反応できなかった。

「ああ、何でもない」

彼女の名前は鳴海なるみ しずく

まだどんな人かはわかんないけどすっごい可愛くて笑顔がマジで輝いて見えた。

授業の休み時間とか鳴海なるみさんを目で追ってしまうことが多くなった。

四月の最後らへんにルーム長と生徒会の人たちが一日集まって話し合いをする日があって

その時に鳴海なるみさんが生徒会に所属していると知った。

「生徒会ってことは煌輝こうきと同じか、なるほど」

「ん?なんか言ったか?」

安部あべに聞かれてた笑

「いーや笑」

あと最近分かったことは鳴海なるみさんは授業中めちゃ眠そうにしてる笑

よく伏せて寝ているから相当眠いんだと思う笑

ひかるとクラスで誰がかわいいかという話で盛り上がった。

「ちなみに光は誰が一番かわいいと思う?」

「俺は中野なかのさんと鳴海なるみさんだな~」

「いやわかる、二人とも可愛いよな~中野なかのさんもかわいいんだけど俺はやっぱ鳴海なるみさんかな~」

「がち?!俺もなんやけど!さすが1年ずっと一緒にいただけあるわ」

「俺らどこまで一緒なのよ笑

 どうなん?ひかる鳴海なるみさんの事好きなん?」

「正直好きかも、彼方かなたは?」

「俺はどうだろ、わからんなぁ」

少し濁してしまった。

「おいおいおいおい笑俺は頑張るぜ笑

 そーだ!最後に言っておこう笑 俺最近鳴海なるみさんにDM送った!じゃあな~~~」

「がち!?ちょまてー!一旦詳しく聞かせろ笑」

「また明日学校でな~~」

そう言ってひかるは帰ってった。

なんかDMしてるってだけなのに嫉妬しっと?した。

その感情が気づかせてくれた俺はもう鳴海なるみさんに夢中だってことに。

これは明日あいつに色々聞かなきゃいけんな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る