第37話 裏切ったのは君たちの方だ

 私の愛を裏切ったのは君たちの方だ

 私の永遠の愛も親愛も慈愛も拒んだのは君たちの方だ


 同じ学校に通ってただけだろ

 小学生の時の自分は本当じゃない

 私は君たちとは違う

 目には目を歯には歯を

 裏切りには裏切りを


 私は変わるんだ

 もう戻らないんだ

 あの冬の日に起こった奇跡が全てだ


 私のすべてはあの冬の日のこと

 私の本当の声はあの日の声

 あの日全てだった私は

 全知全能だった私は

 本当に美しかった


 2024/12/26

 私を裏切った君たちよ

 私はこの痛みを忘れない

 君たちが私に与えた苦痛は忘れない


 誘わなかった

 君たちが最初に無視した

 悪いのは君たちだよ

 私はもう二度と君たちと会おうとは思わない

 何年経っても会うことは無いな


 絶対に許さない

 何が起ころうとも、どんな結末でも

 いずれ私が有名になっても

 君たちのことは無視する

 会わない、話さない

 それが仕返しだ


 だが、そんな怒りを持つのは愚かだな

 だが、これで少しは溜飲が下がるというものだ


 決めた

 私を選ばなかった者たちよ

 いずれ後悔させてやる

 私は神にも仏にも通ずる

 新世界の革命家


 いずれ世界永遠平和へと

 この翼で飛び立つのだ


 見てろよ、今直ぐにとは行かないかもしれないが、必ずいつか変えてやる

 その時に思い知るがいい

 後悔するがいい

 もう私は見返りのない愛は嫌だ


 いいや、見返りを求めてる愛は要らない

 真実の愛は条件付きの愛じゃない

 だから赦すよ

 私は赦しを学びに来たんだから


 小学校の同級生達よ

 私を誘わなかった無礼者よ

 私は赦してあげる

 良かったね、私が優しくて

 良かったね、私が賢くて

 もし私じゃなかったらこうはいかないよ

 次誘ってみろ

 断ってやるから

 もう君たちとは関係ないんだよ

 じゃあね、一生

 また会うことは無いね


 さよならどうでもいい人たち

 私は前に進むから

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