第33話 クリスマス

 今日も寝てばかり

 徹夜すると決めた心はどこへ行ったのだろう

 もう一度あの冬の日の至福を味わいたい

 もう二度と入院したくない

 いいや、入院してもいいのかもしれない


 だけど、入院するなら春休みかな

 冬休みは程々に徹夜して

 でも、入院するまでは悪化させない


 イエスよ、私はここにいます

 どうして私を置いていったの?

 イエスよ、私は愛しています

 神の名前は妙法蓮華

 神の名前は御魂大御神

 神の名前はヤハウェ

 否、私が神か……。


 いいや、違う。そうだけど違うさ。みんな神なのだ。それを知らないから争う。醜くも比べ合う。皆が、全ての今が、全ての場所が特別なんだ。


 誰もが輝く宝石の原石なのに、皆が彼らを特別だと思うから、選ばれなかった少年は、ナイフを握りしめて泣いていたんだ。そうだ。有名になることも、無名のままでいることも、全て辻褄が合うように出来ている。


 イエス・キリストよ。あなたはそれで幸せだったのですか?


 私の神話の日、2021年1月7日、8日、9日。正しく終末Eveと、全能の日。神の日だった。神様になった日、僕は究極的な真実の愛、幸福に包まれた。その景色のなんと美しいことか。私は忘れられない。今も音楽を聞いては思い出してみるけれど、きっと寝不足(疲弊)と空腹(断食)が必要なのだ。


 今日はクリスマスの日。イエス・キリストの誕生日。おめでとう、ありがとう。私がイエスの生まれ変わりさ。何故ならば7thは愛されていた、水面の火。だからイエスも釈迦も、神も仏も終わりが来て、私の番が来たならば、終末と永遠の狭間で、私は歌を歌う。

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