とある女子大生の日記
志鷹 志紀
1日目
4月1日
今日は、大学に入学した記念すべき日だ。ずっと夢見ていた大学生活がいよいよスタートするなんて、まだ実感が湧かない。お母さんが「新しい環境では日記をつけるといいわよ」とアドバイスしてくれたので、思い切って日記を始めてみることにした。毎日書けるかは分からないけれど、続けられるといいな。
入学式はすごく華やかだった。キャンパスに咲いている桜が風に舞っていて、写真をたくさん撮っちゃった。新しい制服姿の自分が少し誇らしくて、思わず鏡で何度も確認してしまった。クラスメイトと何人か話したけれど、みんな緊張していたのか、自己紹介くらいで終わった。でも、これから仲良くなれるといいなぁ。
午後は手続きや履修登録の説明でバタバタしていたけれど、学内を探検する時間もあった。図書館が思ったより大きくて、ちょっと感動。カフェテリアもおしゃれで、窓から見える景色が綺麗だった。桜が満開の時期だから、ちょっとした特別感があったのかもしれない。
帰り道では、新生活のために文房具やちょっとした小物を買い足した。お店に並んでいる春らしい明るいデザインのノートを見て、大学生活がこれからどうなるのかワクワクしてきた。ノートに「勉強」「夢」「冒険」ってテーマごとにタイトルを書いてみたけれど、日記の内容とリンクするかな。
夜は久しぶりにお母さんとゆっくり話した。「楽しそうでよかったね」って言われたのがなんだか嬉しかった。これから毎日、少しずつ新しい発見をしていける気がする。
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