31~35

君を愛す

みんなが君を好きだ

春に歌う小鳥のような声が好きだ

夏に咲く花のような笑顔が好きだ

秋の紅葉のような赤い頬が好きだ

冬の新雪のような純粋さが好きだ

けれど

君の声が割れた鐘のようでも

君の笑顔が溶けた蝋のようでも

君の頬が幽霊のように青ざめても

君の心が邪悪な魔法使いのようでも

僕だけが君を好きになれるなら

その方がいい

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