気まぐれシェフの自由詩風ピッツァ

猫塚 喜弥斗

1~5

証明

それは、風に流されるうっすらとした雲のように

あるいはシャボン玉で出来たような透明な飴細工のように

か弱く

儚く

影を残さぬ幽霊のように

それなのに

私の心に残るのは

確かにそれがあったという証が残るのは

それが生きていたという

証明になるのでしょう

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