勝手なおしゃべり

第35話 目にするもの について

なぞなぞ　で　

答え　【目薬】　とかって話じゃありません。

多分、戦争のニュースを見て、許せない光景に言ったんだと思う。

休日は、　割とゆっくり、おしゃべり出来る時間があるから。

「神様がいて、平等ならさ、みんな同じ顔。同じ肌の色、同じ性格で、同じ体格。」

「あと、同じ能力とか、全部同じだったら良かったのにね、」

主人が言うけれど、

（うーん、どうだろう。そうかも知れないような、違うような。

　知識や経験は、増えたりして変わってくるし違ってこない？

　そして、同じすぎたら、個人特定できないじゃない？）

私、日頃からムズカシイ事抜きで生きている、　今回も、

　「確かにー、。そうかもねぇー。」とだけ、

よく考えてる風な、ゆっくりと、深く静かな口調で回答を返した。

そして、話題を変えるべく、

私のビッグニュースを伝えた。興奮で早口だ。

「そうそうちょっと！ちょっと！　もう、大変なんだから！」

「ほんっと、大ニュースよ！待っててね！」

「コレすっごくない？！　なんと！98円よ！」

（私。通販番組みたいに話してるわ。）

先日スーパーで手に入れた大根を見せた。我ながら、よくぞ、買ってきた。

誉めてつかわす！と思うくらい、立派な大きさ、太さの大根なの。

2リットルサイズ？っていうの？

　「えっ！本当っ！スゴイ！」　彼も目をみはる。

「そうでしょう。」

（こういう時さ、私がすごいわけじゃないけれど、得意げよね。特に今、ここ最近

野菜高いから、でっかくて、お買い得ならテンション爆上がり。

　そりゃあ、2メートルとか3メートルとかあるカボチャだとか

　6メートルもある、ダイオウイカとか、それこそ有名なアレ、

おじいさんがおばあさん引っ張ってのカブは、パスするけど。）

今回の大根は大成功！！

「2本手に入れたからねっ！！」

「どうやって食べようねっ！」

私「大根ステーキは？」主「風呂吹き大根もいいね！」

私「大根のサラダも作れるし！」主「メインと大根おろしとか」

主「いっそのこと、今日は一緒に大根づくしにしよう！！」

（大賛成！低カロリーで、胃にも優しいし、楽しい。）

さて、話のメインは大根じゃないのよ。

人は見た目が〇割　って言うくらい、見た目の情報も大事なのよね。

私も毎日、もっときれいに、もっと美人だったら、、なれますように！

と願ってるもの。

TVのニュースなんだけれどさ、有名な映画の授賞式。

本当次元が違う。圧倒的よ。もしもよ、デザイナーが気まぐれで

私へ同じドレスを、プレゼントしてくれて

レッドカーペットを歩くことになってよ、

あんな奇想天外なドレスを、余裕と貫録を撒き散らし、ああして

かっこよく着こなしつつも、しなやかに手のひらをヒラヒラさせちゃっての

誰もが好きになっちゃう、スッマイル（満面の笑み）でさ、

世界中に「アイラブユー♡」って、到底、私には出来ない。

それこそ、レッドカーペット上では、もう、出来るだけカメラを避けて、

大スターの陰に隠れるように、競歩の状態で、顔を伏せつつ右へ左へと

挙動不審（忍者のよう？）な動き。

それでも、カメラ向けられたら、もう、世界中に「ソーリー」しかない・・・・

だって、彼女達はさ、世界中から「大スキっ！」「憧れー」とか言われてるけど

私はそうじゃないし、おそらく、同じ四文字で世界中から声をかけられるとすれば、

かのＩＫＫＯさんの　「どんだけー」が正解であろう。

でも、芸能人だったり、有名人とかって、大変よね。。

電車乗ろうが、飲食店でご飯食べてようが、気づかれたら

「〇〇さんですよね！！」「写真いいですか？」あまりムゲにしにくいから

気が休まらなさそう、今じゃ即座に情報配信されて

（今ここ居るよ！写真取れるよ！）なんて人が殺到したり周りにも迷惑かかったり

何より、ぶんしゅ〇に、追われるのよ！

私はそんな心配無用。なんだけれど。

もしもよ、バラエティ番組や、クイズ番組に、別にドラマでもいいけど、

レギュラーとして２，３か月出演しなくてはいけなくなったら、

絶対にモザイクにしてってのが条件。　じゃないと、普段行ってるスーパー

やら、気軽に行けなくなってしまうもの。

それに、人によっては私の顔が苦手とか、嫌悪感持たれてしまってる方も中にはいるかも知れないもの。。。。

もしくは、ふなっしーさんみたいに、着ぐるみならいいかも。

あ、ダメだ私。　着ぐるみって動きづらいよね。ただでさえ鈍いのに、無理よ。

あんな早送りみたいな動き、無理。

ガチャピンさんなんて、スキースノボ、宇宙まで行っちゃうし。

ミッキーもパラパラ踊るし。だから、私は動きにくいから、あえて動かない。

大人しくじっとしとく。

だけどさ、子どもが目の前でじっと見てきて、私もじっと見てるだけ。

子どもが　「ママぁー！　ママぁー！」って怯えて叫ぶのよ。

仕方ないから、安心させようと、キャラクターの頭、外してさ、

本物の私がにっこり笑いかけるんだけど、

更に「うわぁー！うぎゃぁー！こわいー！」て

ギャン泣きでさ。。。。　　　　どうよね、ソレ。

って私見た目そこまでひどくないですからと思う。

あっ、それから人間タイプの着ぐるみならって思ってたけれど、

与えられたのが動物タイプのキリンや馬とかで

番組の間中、ずっと四つん這いってのは嫌だわ。

やっぱり、モザイクで決定。プラス　プライバシー保護の音声にしてもらう。

（モザイクとかだと、消えたりして、見えたりして。と何気に気になってしまうのよね。）

番組の最後まで見ちゃったりするの。

　　　　　　　　♡大事な事　現実はしっかり、はっきり見ないとね！♡

　　　　　　　このお話はモザイクじゃないけれど、最後まで見てくれて

　　　　　　　　ありがとうございます。