第27話  若い人について

全く近頃の若者は・・・なんて私言わないと思ってた。。。。

そんなに人生経験も多くないし、人に教えてあげられる事もない。

ついていけない流行とかあるけれど、時代は変わるなと、所々で思うけれど

そんなに、ギャップないって思ってた。


でも、先日私は一気に歳をとった感覚に陥った。衝撃的だった。


3日間も雨。開けて今日は晴天。早速、洗濯・布団干し!

家じゅうの鉢植えも外に出して、日光浴させたり。自転車の汚れ拭いたり

靴洗ったりと、てきぱきサクサク!生活を快適にするために動き回っていました!!

そうこうして時間は過ぎ

午後3時頃にはすっかりフカフカになった布団を取り込み

洗濯ものを取り込んでいると、小学校から帰宅するおそらく小学校2年生くらいの女児2人がキャッキャッキャッキャと笑いながら歩いてきた。

(かわいいわね、楽しいころよね!)

私は、手に洗濯物を取り込めるだけ取り込み続けている中、話し声は聞こえてきた。


「私さぁ、子供は生まないー。」「どうして?」

「だって、子供ってめんどくさいじゃん。」

「それねー。」


(何?この会話。そりゃ今の子はませてるとか言うけれど、いくら何でも

ませすぎ!)


私はすっかり圧倒されてしまい、しばらくの間立ちすくんでしまった。


話変わって、私に妙に懐いてくれてる後輩が来た先週。

全く料理はしないという後輩Y。

特別な日でもないし、普通にあり合わせで塩サバ焼いて、白和え作って

漬物とみそ汁とご飯くらいで、あと、果物ね、

あと、温泉卵も付けたけれど。

「えっ! 家で魚とか焼けるの普通にすごいんですけど!」

「凄すぎませんか?」と、

大げさに大喜び。

まあね、私も初めて家で魚焼いたとき、なんか自分に驚いた記憶もある

だけど、

褒めてくれてさ(焼くっていう。そこから。)、美味しい&ありがとうございます!

って、言ってくれちゃうから、 あーもう!最近の若い子ったらぁ!と思いつつ

「今度は食べたいものあったら、事前に言ってね!」

と私も、まんざらでもない。上機嫌よ。

その後、

普通に通常の会話みたいなのして、深夜TV見てた。

(動物や生き物の誕生がテーマ)

映像がすごくきれいで、番組の構成がいいのか、見入った。


クジラの授精とか、サンゴの産卵。南の島の鮮やかな雄鳥の求愛。

神秘的で知らない所で生きている。動物たちに地球を大きく感じた。

そして何と言っても、一番最後のウミガメの産卵。


場所は波打ち際。深夜。海も空も真っ黒。時折、星が白く瞬くのと

海は一定にざざんざざんって波を打ち寄せるだけ。

それ以外の音のない静寂の中、白い砂浜にじっと力強く母亀がいる

産卵は痛いのか、苦しいのか、喜んでいるのか

分からないけれど

水平線を背に目を閉じることもなく涙を流していた。

一緒に泣いていた。

私も。

光景を目にしただけで、考えも思いも追いつかない、言葉で伝えられないことっていっぱいある。

その状況がダイレクトに心に入ってしまって、考えられないまま、言葉は喉で詰まってしまったまま心も頭も熱くなってしまって、目頭も同時に熱くなってしまうのよね。

そうして、しっかりと産卵を終えた母亀は優しくしかっりと、両手で砂をかけて

卵を無事に収めると静かに振り向きもせず、海の中に行った。


この光景、静かすぎるのに強くて私無口になった。

ある意味疲れてしまうかもしれない。で、ここからである。

「ウミガメってすごいね。」後輩が私に話しかけた。

「そうね。」  共感してるこの時間も私感動してる。

と、言ったんだけど、

次が違った。

「だって、育児放棄でしょ?生き埋めだし?」


え!!

全く違う感想。  言われてみると確かにそう思えなくもないけど・・・・


近頃、親が子を虐待。もしくは放任。それか、過保護すぎると3タイプに

分かれる親もいると・・・・

眉間にしわがよるニュースは本当嫌。


(今調べたら、ウミガメが泣くのは体温調整って。)

(でも、私きっとそれだけじゃないと思う)


正義や責任感なんて言えるほど立派じゃないけれど。

されたらいやな事、相手のことを思ってあげられる人でいたいです。

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