プロローグは要らない子なのか?
どうも、熊ノ翁です。
なんか創作界隈でプロローグが要らない子扱いされてたので、今日はその原因を突き止めるためにジャングルの奥地へと向かっていきましょう。
さてプロローグ。
そもそもこいつが一体何なのかをまず辞書で調べてみると、このように記載されていました。
「詩歌・小説・戯曲などの文学作品で、本筋の展開に先だつ前置きの部分。序章。また、物事の始まり。発端。対義語はエピローグ」
うん、まあそうですよね。
小説でも映画でも、出だしでよく語られてたりするアレです。
映画で言うならプライベートライアンの戦死者の墓で老人が泣き崩れるシーンや、バットマンダークナイトのジョーカーがスタイリッシュ銀行強盗カマすシーン、タイタニックでは「私はタイタニック号の生き残りでその絵のモデルだ」と言う謎のおばあちゃんが現れるシーン等がプロローグに当たるわけでおいコレ要らない子扱いしたら熊原作ファンから焼き殺されるんじゃねえか?
ええと、そんな感じの、否定したら身の危険を感じる程度には重要だったりする場合もあるのがプロローグって奴です。
じゃあ何でそんなもんが要らない子扱いされるのか。
ネットやTwitterでよく聞く意見はこんな感じでした。
「作者の独りよがり」
「サムいポエムで始まる話とかマジ萎える」
「世界観の設定語りとか聞きたくない」
結構多い意見がこんな所でした。
うん、まあ、これはコレで分からんでもないですな。
確かにそういうダメな作品もあるっちゃありますし。
とはいえ、これらは名作と呼ばれる作品についての不満を述べてるというわけでは無く「面白ければ別に良い」という声も非常に多くありまして。
つまり小説でも漫画でも映画でも、名作と呼ばれるような作品のプロローグを要らない子扱いしてるのでは無く、お前らが書くような山無しオチ無し意味無しと三拍子揃ったプロローグが要らない子だと言われてるわけであかんダメだ結局燃える!
こ、この話題、何をどう語った所で憎しみしか産まない気がするのですが、このまま語り続けて大丈夫なんでしょうか。
熊は何だか不安になってきました。
嗚呼、感想欄から何かが焦げる臭いがする……
え、ええと。
つまりその要らないと言われてしまう理由は「プロローグが要らないんじゃない。つまらないプロローグが要らないんだ」といった所なのでしょう。
そ、そう!
全てはつまらないのが悪い!
プロローグに罪は無いのです!
じゃあ何が悪いのかって、つまりお前の小説がつまらないのが悪いという結論になるわけであーやっぱり熊は焼き殺される未来しかありませんねこの話題。
いやその、でもさ。
熊は思うのですよ。
そもそもつまんない作品は、別にプロローグ無くてもつまんないわけで。
んで、逆に面白い作品はプロローグがあっても面白いんすよ。
だったら別にプロローグがあるか無いかはどっちでも良いんじゃね? というか面白いつまらないの判別早い方が良いなら、むしろプロローグありの作品こそ読み手から見てユーザーフレンドリーなんじゃねえかと熊は思うんですが。
だってプロローグつまんない作品、その先の本編期待出来ます?
本編十話位読んで「あーつまんなかった。時間無駄にした」と嘆くよりか、プロローグ書いてある作品読んで「うっわクソ! 読むのやーめた」の方が時間無駄にせずに済みますやん。
そんなタイパの観点からすると、むしろプロローグを読者の皆さんは求めるべきなのではないでしょうか?
プロローグは読者を時間の浪費から守ってくれる、実に役に立つ子なのです!
だから皆さん、そんなプロローグを要らない子扱いしないでやってください!
だから結論は、要らない子なのはプロローグではなくお前の書いたつまんない作品で……(以降の文章は何か赤い液体で汚れていて読めない)
プロローグは要らない子なのか?……END
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