第11話

なかなかに食ってもんには貪欲に見えるかもしれないが、生きるためには必要なのだ、学生だから。



そんな話しをしてみるものの、他人に自分の食生活を語ってみると結構ケチくさい。



これはもうすこし話しを盛って、毎日友達とカフェ巡りしてますとか言えばよかったか?なんて思ったものの、時すでに遅しだった。



語り終わったあとの後悔ってなんでこんなに重いのか…。



なんて少し落ち込んでいると…、



「ふむ…、栄養バランスはなかなか…。美味しそうな匂いはしてたけど、もう少しカロリーが欲しいところか…。」


「え?」


「いや、こっちの話し。」

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