トワイライト・ターン
数時間前の事である。
トワイライト。
彼女は尤も多くの武装人器と契約している
好感度次第で武装人器の能力を底上げする事が出来る彼女は清純とは言い難き存在である。
女神の如き美貌を持つ彼女はあらゆる者を魅了し虜にする
多くの武装人器はその微笑みの為ならば死ぬ事すらも恐れなくなる。
それでも、武装人器から求愛をされても、彼女達にはなんら影響は起こらない。
あくまでも、
しかし。
トワイライトは、
その愛情は通常の
彼女の愛は総ての人類に捧げても余りあるものだった。
だが、当然ながら彼女の全身全霊の愛を受け止める事の出来る人器は存在しない。
武装人器として扱われ、エネルギーを流し込まれ続ける事で、時間が経過すると共に自壊していくのだ。
怖ろしい事に、彼は武装人器は武器として死んでいく事に恐怖は感じ得ない。
武装人器にとって、武器として死ぬ事こそが最大の喜びにして人生であった。
そんな彼らの死に対してトワイライトは哀しみの感情を抱く。
愛するものが死んでしまう事は恐怖以外の何物でもないだろう。
全身全霊で愛するが故に、彼女にとって失う時の哀しみは辛く重たいものだった。
だからこそ、彼女の自分を慰める行為に道具を使用する事は、決して彼らを忘れない為の行動であるのかも知れない。
はぁ…はっ、あは!
こんなにも、愛して下さるだなんて…皆さま、とても素敵です
あなたたちのいのち、わたしがもらっちゃうので、せめて、この時だけは
わたしを、どうか、おもちゃのように、たくさん使ってくださいね?
きゃっ…んんっ…っ!あぁ、満たされていく…愛をたくさん、もっと、もっとぉ…
決して自ら愉しんでいるワケでは無い。
そんなワケで、トワイライトは沢山の武装人器との思い出を心に抱く。
ヴァルハラ内部では優秀な人材、人当たりの良い性格、聖女の様な気品と容姿を持つ彼女に親しみを抱くものは多かった。
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