第11話:たしかに変だ

 コミュニティハウスで、「変な絵」という本を第一章だけ読みました。

 こわい。

 それが感想です。


 どうこわいかというと、絵が五枚でてくる。

 そしてそれをレイヤーと仮定してかさねると……不吉な未来を描いていることがわかります。

 そしてそれを掲載していたブログが不自然に構成・削除されている。


 この時点でジャンルはホラーなのですが、主人公にオカルト研究生という肩書がつきます。

 心理分析と言うからおお、おもしろいと思って読み始めたのに。

 断片を並べてみるとなるほどオカルトだ。


 第二章からは別の話になっているらしいので、近いうちにまた読みに行きます。

 でも、となりに「変な家」というのも並んでいたのですよね。

 なんとなく、間取りとかそういった下手な作りの家なのかと思ったら……違いそう!


 帰ってきたら、二階のリビングに猫が閉じこめられており、わたくしが入室するとすり寄ってきました。

 猫ってクールな顔をしてて、何を考えているかはわかりませんが、ドアの前に落ちていたすみっコぐらしのむにゅむにゅボールを見るにつけ「ああ、さびしかったのだな」と思います。

 もう、ボロボロになったボールですけれど、にゃんこにとっては飼い主との大事な絆、ということなのでしょうか。


 コトン、と音がして、一階から「にゃんっ、にゃんっ」と聞こえてきたので降りてみたら、案の定ラバーブラシが階段に落ちていて、にゃんこが自室に入って行きます。

 優しくブラッシングすると、ぐるぐるいってわたくしの足の上で「逃がさない」とでも言うように丸くなりました。

 ここのところ放っておいたから、自室で独りなのは嫌なのでしょう。


 かわいいやつです。

 今は、爪とぎマットのトンネルボックスの中で丸まっています。

 猫ってかまわれれば嫌がるけれど、かまわれなさすぎるのも嫌なのですよね。


 ああ、かわいい!!!

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る