今この時の出逢い

れなれな(水木レナ)

第1話 祖母と同じ名前のペンネームの作者の本

 ハードカバーでした。

 出版社は光文社。

『現代宝石』にコロナ中に発表されたもののようです。

 根拠、マスク、感染症、ワクチン、愛人、自然災害、代理母出産、妊娠、複雑な家庭果てには世間的に見ればセンセーショナルなワードや社会問題が盛り込まれています。


 しかし、雑感はこうでした。

 主人公が大人なので、文章はおかため。

 でも、小学生が背伸びして読んだら割と面白く感じてくれそう。

 わたくしは大人なので、社会問題を散りばめて読ませているけれど、ワクワクもしなければドキドキもしない。

 さらに、ミステリーが多分に含まれているのに、何一つ解決しないでなんとなくふんわり終わっている。

 それで読めてしまうから不思議です。


 今日は母に読んだ短編集を全部話しました。

 センセーショナルな言葉をならべると、なるほど人は興味をひかれます。

 わたくしもホラーは嫌いなのに、社会に潜む問題に言及しているので普通に読めました。

 タイトルは明かしません。

 でもホラーが苦手なのに、最後まで読んでしまったのは作者の実力だと思います。


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