第4話:ワインからの相談事。
「ワインがふたりいる・・・・俺・・・もしかしたら病んでるかも・・・」
「私はひとりしかいないから・・・」
「その子は私の妹の「シェリー」」
「双子だから・・・隼人が間違えるのも無理ないの・・・」
「こんにちは・・・あなたが隼人さんね」
「ワインの妹?・・・ふ〜んシェリーちゃんって言うんだ・・・そうなんだ
・・・ワインとそっくりだな、しかもワインよりエロいし」
隼人はシェリーを頭からつま先まで舐めるように見た。
「隼人・・・鼻の下、伸びてる」
「シェリーちゃん悪いけどさ、なんかワインと間違ってエッチしちゃったら
ごめんね」
「いいよ・・・間違っちゃっても」
「ふたりとも何言ってるのよ・・・スケベしたら承知しないわよ」
こいつら一緒に外いたらヤバそう・・・ってワインは思った。
それからワインはなんとかシェリーをここから追い出せないか考えていた。
このままじゃ隼人君とできちゃってもいけないし、落ち着いてエッチもできない。
そこで考えあぐねた結果、隼人君にシェリーの彼氏を探してもらおうと思った。
男を与えておけば、そっちに夢中になるだろうと・・・。
で、ついでにその男について行ってくれたら締めたもの。
「隼人とゆっくりエッチができるじゃん」
で・・・シェリーがセバスチャンに連れられて出かけてる隙にワインは
隼人君とラブラブタイムを過ごしたあと、考えてたことを相談した。
「隼人・・・ちょっと相談があるんだけど・・・」
「なに?・・・相談って・・・今、エッチしたばっかだからな・・・?」
「俺、今、賢者タイム・・・もうちょっと待ってくれる?・・・復活するから」
「それはまあ、あとでいいけど・・・シェリーのことだけどさ」
「お〜この間、本気でワインと間違うとこだったわ」
「よく見たら違うでしょうが・・・どんな目してんのよ」
「あはは、おまえと間違えて朝、出がけにチューしちゃったよ、まじで?」
「うそ〜・・・あのやろう、どさくさに紛れてよくも・・・」
「隼人、あんたシェリーだと分かってチューしたでしょ?」
「いやいや、まじで間違えたんだって・・・ウソじゃなくて」
「自分の彼氏、信じろよ」
「怪しい〜・・・まじで、怪しい」
「今度からは間違わなきゃいいだろ?」
「キスする前に分かってたんだよね?・・・」
「あ、シェリーちゃんだっ・・・て気づいたの、キスしたあとだったけど」
「ワインもシェリーも同じクチビルしてし同じ味だったから分かんなくても
しかたないだろ?」
「シェリーだって分かっててキスしてたら確信犯だからね」
「あ、あとだわ・・・あとで気づいた」
「もういいじゃん・・やめようよ、堂々巡りになりそうだから」
「たしかに・・・話が逸れてるね・・・そうじゃなくて・・・」
「私の相談ってのはね・・・シェリーに男を彼氏を探してやって欲しい
んだけど・・・」
「ん?、彼氏?・・・シェリーちゃんに?・・・なんで?」
「うん・・・それはね・・・せっかくこっちに来たんだし、男の一人も
いないと男とセックスしないでいたら、そのうち干からびちゃうからね・・・
だからね」
「で?・・・俺のダチの中から、誰か一人紹介しろって?」
「似たようなエロい女が同じ部屋にいて、ややこしいいし、うっとおしくない?」
「俺はいいけど、シェリーちゃんが干からびるって言うなら俺が相手するけど・・・」
「だからだよ・・・そういうことがあっちゃいけないでしょ?」
「まあ、シェリーちゃんががいたらワインとゆっくりエッチもできない
のはたしかだな」
「そうだ・・・このさいシェリーちゃんも交えてサンピーとか・・・」
「バカ・・・変態・・・なに考えてんの・・・」
「まじ、しばくよ・・・当分エッチさせないよ」
「分かったって・・・全部冗談・・・シェリーちゃんには手は出さない」
「じゃ〜ダチの中から誰か、探してみるわ」
とは言ったものの・・・誰がいいのか・・・隼人君はシェリーに合いそうな
男をはダチの中にはいないような気がした。
(どいつもこいつもロクなやつがいないからな)
あとはすでに付き合ってる彼女がいたりとか・・・。
で大学へ行った時、男どもをひとりづつ、物色していった。
つづく。
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