お嬢様は甘い物をご所望です《ショートケーキ編》

※執事、メイドのどちらでも演じられるように書いております。



〇屋敷の古書室


執事&メイド「失礼いたします。

 お嬢さま、本日のスイーツをお持ちいたしました。

 いかがです、少し休憩されては?

 ・・・かしこまりました。

 本日は生クリームとスポンジケーキ、苺がおりなすショートケーキ

 にございます。

 甘すぎないさっぱりとした生クリーム・・・

 その軽さに合うふわふわのスポンジケーキ・・・

 この二つはひとたび口の中に入れれば、ふわっと溶けてしまうくら

 い柔らかい・・・

 甘酸っぱい苺は生クリームへのアクセント・・・

 不思議と味わいがしっかりとしたものに変化します。

 そんなショートケーキの隠し味は、スポンジケーキに薄く塗られた

 カスタードクリームにございます。

 これがまた絶妙にマッチいたしまして、全体をすっと引き締めてく

 れているのです。

 美味しゅうございますよ」


   少しの間


執事&メイド「お待たせいたしました。

 それではお嬢さま、どうぞお召し上がりくださいませ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る