脚本集

お嬢様は甘い物をご所望です《ガトーショコラ編》

※執事、メイドのどちらでも演じられるように書いております。

〇お嬢様の部屋

執事＆メイド「失礼いたします。

　お呼びでございましょうか、お嬢さま。

　･･･かしこまりました。

　すぐにお持ちいたします」

　　　少しの間

執事＆メイド「お待たせいたしました。

　本日の甘い物、ガトーショコラにございます。

　ねっとり濃厚、チョコレートの香りが甘く鼻腔を、胃袋を刺激する

　逸品にございます。

　ご覧ください。

　この重厚なる断面･･･

　ねっとりと漂うチョコレートの香り･･･

　口の中に入れればトロけて甘い甘～い魅惑のひと時･･･

　そして、後味には隠し味のオレンジがふわりと香って消える･･･。

　たまりませんでしょう？

　ああ、お口直しの生クリームも忘れてはいけませんね」

　　　少しの間

執事＆メイド「お待たせいたしました。

　さあ、どうぞ･･･お召し上がりくださいませ、お嬢さま」