#21 宣告

波瑠は4西のナースステーションの前で診察を待っていたが、なかなか呼ばれない。


その時、以前から知り合いの直市が近寄ってきた。

「くさいから頭洗って欲しい」


「わかった。でもシャンプーが無い」


「貸す」


「分かった」


波瑠は洗面台で頭を洗う


今井「波瑠くん!」

「診察するよ。すぐに頭のシャンプーを流して!!!」


「はいっ!」


波瑠は急いで頭をすすぎタオルで乾かす


「いくよ!!!」


「はいっ!」


「君には3東に行ってもらう」


「嫌です。診察次第でしょ?」


「これが診察だ!」


「そんな歩きながらって。。。」いつの間にかドクターの他に3人の看護師がついている。逃げられない!


「それから隔離に1週間入ってもらう。書類書くから」


「えっ、任意入院じゃ。。。」


「このままだと大事なもの失うよ」


目の前にはこれから入る隔離室が見えてきた。


「副作用無視してバンバン鎮静剤打つから。部屋どんだけ壊してもいいけど弁償すること。いいね!じゃ」


「あっ、待って」


ガタン、扉は閉められた。



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