第2話

私にとってのつらい事は


「何にも出来ねぇな」「いつも失敗ばかり」

「お前は優しいんじゃない、逃げてるだけだ」

「頑張れないって甘えてるだけだ」


そんな事を頭の中でぐるぐる考え続けて、こうやって呼吸をして

この世に存在しているって事


「こんな事も出来ねぇのか?」「クズが」

「なんでお前は〇〇なの?」

「わざと?嫌がらせ?」「学校やめろ」

「お前は悲劇のヒロインじゃねぇんだから、誰もお前を助けねぇよ?」


そんな事を言われて、いつもはその記憶に蓋をしてるのにふとした時に思い出して

涙が止まらなくなってしまう事


それが私にとってのつらい事

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