「てかね〜、さっきからあたしの心の中の声につっこんでこないでよ気持ち悪〜い！なんでわかるの？エスパー！？」

「いや、馬鹿野郎。どこが心の中の声だ。全部ダダ漏れじゃねーかよ！」

も〜達海はいちいちうるさいな！！

こいつは面倒見が良いからやたらとあたしにつっかかってくる。

「てかよ、そんなに見つけたいならアイツに頼めば良いじゃねーかよ」

「確かにそうだけど〜」

あの人忙しそうだし、なにより

「自分で見つけることに意味があるのさ」

兄はあたしが見つけたい。

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