三日.

私は運が悪い。


  


昔からそうだった




大事な人との約束、スキな物を買う、初めての景色を見に行く、人生を大きく変える契約をする





そんな日の前日には何かしら病を来す。






決してその約束を病口実で無かったことにしたいという訳ではない






特段、感染対策を怠っていた訳でもない






弱いんだ、病弱なんだ。








しかしそれが悪いと思わない日もあった。







周りは物静かになり








気にしない音を気にして






その時に口に入れる粥飯の一さじは美味いと思ってしまう。










そんな自分が悔しいと思ったときもあったが。








だが、これだけは言える。








やりたいことがあるのに


やれないようになってしまうのは


やるせない、なんともやるせないのだ。

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