第2話 次元が違うお方
もちろんワタシは帰宅部1択。
家ではワタシのことを待ってる布団くんとYouTubeちゃんがいるの。だから早く帰ろう、
「一ノ瀬。お前図書委員だよな?今日図書委員の集まりがあるみたいだから図書室に」
「……………」
忘れていた。この高校は部活は入らなくていいけど委員会には強制的に入らないといけないのだ。けど図書委員ってそんな仕事ないはずなのに、
「はぁ…………………」
サボるみたいなことはワタシには出来ない。だからただただ行くしかない。はぁ、お布団くんとYouTubeちゃんが…………
仕方がない、とりあえずぼーっと過ごそう。過ごして耐えよう。
ガラガラガラガラ…………
図書室の扉を開けるとそこには
「うわ」
「ありゃ、2番目っすね?」
1番手に来ていたのは…………あまり関わりなくない相手、といいますかワタシとは違う次元のお方。
「ありゃりゃ。もしかしてセンパイっすか?1年では見たことない顔ですもんね!」
ニコッと笑ってくるのは
1年の超がつくイケメン男子
犬井 遼介(いぬい りょうすけ)だった。
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