第19話 元プロさん、同期生コラボにaMaを巻き込む

aMa:なぁ聞いてくれよエル

elle:おうどうしたよアミュァィアッッッ!!!!よ

aMa:おい誰だよ

aMa:何があったらそうなるねん

aMa:あと、マジで誰だよ

elle:細かいことは気にすんなよアミュァィア!!!!

aMa:おっけ、気にしねえわ

aMa:んでさエル

elle:ごめん気にされないのはさすがに泣く

aMa:ざまぁwwwwww

elle:ざまアミュァィア!!!!ってかwww

aMa:ハハハ

aMa:……で、いい?

elle:ごめんて


aMa:なんで俺もコラボする流れになってんの?

elle:俺何かやっちゃいました?

aMa:めちゃくちゃやってんだわ

aMa:俺がコラボのこと初めて知るのがRayの告知ツイートってどうなってんねん

aMa:それとも配信者じゃこれが普通なのか……?

elle:そうだぜ

elle:みんな「えぇ〜? ツイートしちゃったならいいよ〜?」って感じ

aMa:おかしいな、俺が配信やってた頃はそんなの無かったが

aMa:嘘つくわけないしなぁぁぁ???


elle:それで、明日の何時からならいける?

aMa:話逸らすの下手か

aMa:あと、俺が参加するとか言ってないからな?

aMa:まぁ別にいいんだけど。暇だし

elle:ツンデレじゃん

aMa:べ、別にあんたのためじゃないんだからね!

elle:ハハハ

elle:で、いい?

aMa:これは俺悪くないと思うぞ

aMa:あ、夜の8時からいけます



FLOWアジア大会本戦は予選で一波乱あったことから大注目を浴びており、俺たちFILM-0が初出場で世界大会進出を決めたことは世界的にも話題になった。


しかし、それも時間が経つにつれて収まり始めていた。


世界大会はいろいろな準備の関係上、当分先のことになる。


なので、この期間にVTuberとしての活動をやろうと思った────その時!


俺たち3期生とマネージャーのDescodeサーバーに「21日水曜日に3期生コラボとしてププラトゥーンやらない?」という文章が投下されたのだ!


なんという神タイミング、なんという素晴らしい助け舟。


しかし、ある問題が発生した。


ププラトゥーンのゲームシステム的な問題だ。



TPS──三人称視点のゲーム、ププラトゥーン。


4対4に分かれたチーム戦で、インクを塗りあい最終塗りポイントを競って戦う新感覚のゲーム。


銃ではなく水鉄砲のようなもので戦い合うことや、可愛らしいキャラクターもあって、非常に人気のあるゲームの1つである。



たが、3期生は俺を含めて3人。


配信者として、そういう企画でもないのに1人だけ野良の人が参加することになるのは気が引ける。


やるなら4人欲しいのだ。


だからアミアを勝手に参加することにした。それだけのことよのぅ!


ちなみに、あの告知ツイートをする前から3期生の2人には報告済みである。


当日に知ったのはアミアだけだが…………それはまぁ本人には言わなくていいか。


そして、この日はアミアを除いた3人と明日の打ち合わせを軽くして終わり、早速コラボが幕を開けた────。




《あとかき》


次回は『第20話 元プロさん、久しぶりにワイワイしながらゲームする』です。

お楽しみに。

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