【俳句集】管理用

□三夏□

■■時候■■

■■天文■■

Ｎ【あ】：暑き日や空調服に座る音

□【か】：風薫るゆるり八から七の段

　　　　：雷に瞬く影や街の夕

□【く】：薫風に白シャツの香も舞い墜ちて

□【に】：バードボム流す水の虹や哀し

ポ【み】：熱気増すアルプス越えの南風かな

□【ゆ】：右に寄せ夕立に傘の低きかな

□【ゆ】：胴吹きの緑濃くせよ夕立来る

□【よ】：よだち避く五十路男に赤い傘

■■地理■■

■■生活■■

□【か】：鞄開き残る香や蚊取り線香

□【せ】：頭垂れ首振り止めし扇風機

■【そ】：孫とまた褪せし漫画にソーダ水

■【な】：夏帽子騒ぐ釣り餌にソーセージ

□【な】：夏風邪に味噌汁とパンのドヤ顔

□【な】：夏休み会員一のファンクラブ

□【は】：部屋はなき吸えぬ煙草の初帰省

□【ひ】：海デビュー波を背にせし日焼けかな

□【ひ】：一番がタイマー延ばす昼寝覚

■■行事■■

□【な】：夏祭りお菓子の花の独居かな

■【み】：六人の子供神輿へ袖捲り

■■動物■■

□【う】：山椒は鰻一度のナナチキへ

□【か】：蚊が刺すは健康な血と盛るご飯

□【か】：土砂降りに探す逆巻き蝸牛

□【か】：泳ぐ眼と悪魔の角は蝸牛

□【か】：兜虫木漏れ日までが勝負なり

□【み】：極楽の白線を行く蚯蚓かな

■■植物■■

□【し】：地震後の割れし隙間に茂る草