【俳句集】管理用

【晩夏】

■■時候■■

■【あ】：秋近し間引く畑の赤きかな

□【こ】：赤黒き名札の針の酷暑かな

□【し】：七月の猛暑時々嵐かな

□【ね】：熱帯夜No.振るは彼の嘘

■■天文■■

■【あ】：朝凪や揃えた靴も踏み出せず

■【え】：炎天下飛び石濡れしけんけんぱ

□【に】：水を待つ熱きホースは西日かな

□【ゆ】：雨雲も赤きジレンマ夕焼けかな

■■地理■■

□【ね】：名は「葵」熱砂の中のマネキンか

■■生活■■

Ｎ【き】：ふるさとのマックに告げし帰省かな

□【き】：注文に訛り混ざりて帰省かな

□【き】：肝試し去年の痣は赤く濃く

□【く】：クーラーの腐海広がる秘密基地

■【さ】：命色のサングラスの世界かな

□【な】：ナイターにSTAR WARSは寝落ちの子

□【な】：買い直す宗田理の夏休

ポ【な】：マス全部、一回休み夏休

□【ふ】：潮風の溜まりし空のプールかな

□【ふ】：木の葉浮く廃校傍のプールかな

Ｎ【ふ】：潮風が蠢くプールは空なり

■■行事■■

■■動物■■

□【せ】：お前もかWi-Fi切れて蝉の声

□【せ】：締め切りの水増す文字よ蝉時雨

■■植物■■

□【き】：擬装跡残る胡瓜に付くからし

□【た】：木の校舎の残り香消すダリヤかな

□【ひ】：向日葵の高き迷路のかくれんぼ

■【わ】：孫仕様重箱埋める若牛蒡

□【わ】：廃校に耳を澄ますや忘れ草