設定進捗
本文はまだ書いてません。書いたとしても今の状態だと自信を持てないので寝かします。
ひとまず設定だけ先出し。
:審判の荊
西暦2089年7月21日に北海道山中にある中央ハードプランター研究所で起きた次世代種子研究の暴走事故。現代を生きる人々はその事実を知らず、一部の生き字引(と、そうなっている特殊サーバー)のみが真実と、その研究所の場所を知る。
世界中に根を張った種子が荊のように露出し、そこから種類も大きさもバラバラの樹木を生成して世界を樹木に閉ざした。
物質文明の崩壊に伴い中央ハードプランター研究所の存在も次第に忘れ去られ、当時の報道記事などもあっという間にかき消えた。
それから数世紀が経ち、西暦2784年になっているが、人々は西暦という暦すら忘れ、日本ではコーパル暦という暦が用いられている。
現在はコーパル暦264年である。
:大萌芽
審判の荊に付随する大自然の芽吹き。同一の根(荊)から種類などが異なる木々や草花が生い茂り、人類は虐げ続けてきた自然が反撃したのだと恐れた。
物質文明が次々と崩壊しインフラなどが寸断され、各主要都市が孤立無縁の状態に陥る。それでも人類は文明社会の維持に努めたが後述するドリュアスの発生に伴い次第にそれも不可能になり、各地域で独立した防衛コミュニティが出来上がる。
コーパル研究が進んだことで防衛設備や物質転換路の発展が進み、少なくとも日本ではその技術が各地域で共有され、コーパル文明が形成されるに至った。
:ドリュアス(琥珀樹獣)
コーパルに宿る霊的なエネルギーが動植物に相転移し生じた異形の怪物。海外では幻獣と呼ぶ地域も存在する。
肉体に高純度のコーパルを宿していることが多く、多くの琥珀納税義務者はこれを得るために武装し、外界へと足を踏み出す。
:通過
金属片のメタルと、コーパルがそのまま通貨として用いられる。一定のレートは常に存在せず、状況に応じて流動するが、メタルよりコーパルの方が数十倍から数百倍の価値があるのは不変である。
:コーパル(幽鬼琥珀)
荊やそれ由来の樹木から採取できる半固形の樹液琥珀。エネルギー資源として有用であり、現代のコーパル文明を支える基盤となっている。
コーパル技術を制するものが世界を制すと言っても過言ではなく、各都市はこのコーパル技術の開発競争に明け暮れている。
:CL(コーパル・ローダー)
コーパルで駆動する作業ローダー。奏真が操るCLは武装化し、右肩にチェーンガンと左肩にロケットポッドを搭載している。右腕はドリルアームで、左腕は可変式作業アームとなっている。作業アームの中にはバーナーモードもあり、およそ三千度の熱射を発する、立派な武器となることもある。
:CV(コーパル・ヴァンクイッシャー)
コーパルで駆動する戦闘用ローダー。作業機械としての機能を削ぎ落とし、戦闘性能を突き詰めている。
:コーパロイド
コーパルで動くアンドロイド。ルーナがこれにあたる。
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