新拠点
アルガスの騒動の翌日。
俺は宿のロビーにみんなを集めた。
「なによ?話って?」
「ああ、実はな…。」
みんなが気になるような表情をしていた。
それに答えるかのごとく俺も話した。
「みんなで一緒の家に住もう!」
「え?」
みんなは当然驚いた。
そりゃそうだよな・・・。
"一緒に住もう"なんて急すぎるからな・・・。
でも、俺だってこれを言ったのには
「俺達
今までのパーティーでの仕事をこなしているうちに報酬による金がたくさん溜まって来た事もあり、それを元手として家を買おうと考えた。
このまま宿で寝泊まりしていると宿泊代で金が減るからちゃんとした家を買ってそこを拠点にしようと思ったんだ。
みんなは唖然とした顔をしているが、同時に少し喜びを感じているようにも思えた。
特にユラは大喜びしていた。
「つ、つまり、ライアと同じ屋根の下で暮らせるって事?」
「いや、俺とじゃなくて、"パーティーメンバー全員で"・・・だけどな?」
「な~んだ・・・」
おいおい・・・。
今度はがっかりさせちまったよ・・・。
でもこれから先、宿代を節約する為にも家は必要な事だと思っている。
だからこそ俺の
***
早速不動産で目星を付けた家に連れて行き内見をする事にした。
目星を付けた家は大きい2階建ての一軒家。
キッチン、風呂、寝室、書斎・・・。
ありとあらゆる部屋があり、寝室は2つあり、1部屋に4人まで寝られるようになっていた。
みんな目を光らせて喜んでいた。
俺も正直心を躍らされている。
これから先、ここが俺達
今から新しい生活に対するワクワクが止まらない・・・。
***
入居の手続きを終えて早速引っ越しを開始した。
新居についた俺達は、まだドキドキとワクワクが止まらなかった。
「ここが俺達
荷物を整理して、街に行き必要な生活必需品を買いに行き買い揃え、新生活は幕を開けた。
***
夜。
新居での生活を祝っての祝杯をした。
テーブルには俺とユラが協力して作った料理でいっぱいだった。
「ライアって料理出来るんだね!」
「これでも孤児院でお菓子とか作ってたからな!」
「わ、私もちょっとは手伝ったし・・・」
ま、本当に"ちょっと"だったけどな・・・。
「それじゃあ!
「「かんぱ~い!!」」
俺達は騒ぎまくった。
アルガスでの仕事やミミカの事もあったが、今日はとりあえず触ごう!
なんか楽しいな・・・。
ククルは脱ぐし・・・って・・・
「おい!ククル!何やってんだお前!?」
「うへへ・・・ライア・・・僕とエッチしよ・・・」
「やめろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
「こらあああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
ふざけていたのかククルが服を脱ぎだして俺を誘惑し始めた。
何とかユラの助けもあって、機器を打破出来たが・・・。
でも楽しいや!!
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